HISのツアー「モロッコの誘惑8日間」にてモロッコに行ってきました!
成田空港からターキッシュエアラインズでトルコ・イスタンブール空港を経由し、モロッコ・カサブランカ空港に向かいます。
- 成田⇒イスタンブール 5時間
- イスタンブール⇒カサブランカ 11時間半
という長旅で、海外慣れしていない私にはこれだけできついものがありましたが、驚くことなかれ!これで終わりではないんです。
モロッコ初日の目的地はカサブランカではなく、シャウエンという街です。
カサブランカ空港からシャウエンまではバスで6時間の移動が必要。
日程表を見て
と思ったほど、いきなりの長時間移動。
シャウエンは青く塗られた街並みがとても幻想的で美しいことから、近年若い女性に大きな人気を集めている街です。ツアーの参加者も女性が多め。友達同士、母と娘、ひとりで参加されている女性も数人いました。シャウエンに行きたくてツアーに参加した!という方もいました。(私もそのひとり)
そんな人気の観光地であるシャウエンは当然ながら多くの人が訪れます。午前中の方が観光客の少ないため、ゆっくり写真を撮りながら見てまわることができるんです。
なのでツアーのスケジュール的には当日のうちにシャウエンまで移動して、翌朝からシャウエン観光をするのがベター。というわけでこのまま一気にシャウエンまで行きます!
かなりハードスケジュールですが、ツアー中は毎日長時間の移動があるのでみんな「当たり前」のような顔をしてハードスケジュールをこなしていました(笑)。
カサブランカからシャウエンへ
入国審査・両替・荷物検査など、一連の手続きは混乱することなくスムーズに終了。日本人の団体ツアー客だとわかると荷物検査は省略され、そのまま出ることができました。日本人はモロッコでとても信用があるのだそうです。ラッキー!
空港を出たら現地ガイドさん、アシスタント、バスの運転手が迎えてくれ、バスに乗り込みます。現地スタッフの3名は交代することなく一緒に旅をすることになります。
バスが出発すると、ミネラルウォーターが配られます。ツアー中は1日1本のミネラルウォーターがついてきます。カサブランカはそれほど暑くなかったですが、内陸の方に行くととても暑く、水分補給はしっかり行う必要があります。
車窓から見える風景は乾いた茶色の土が目立ちます。見るからに乾燥した大地がはるか遠くまで続いている様子は、「ここは日本ではない」ということを知らしめてくれる。
移動の道中で何度かトイレ休憩があります。モロッコのトイレは有料であることが多く、ほとんどの場合1~5DHが必要になります。
肉の売られ方がダイナミックなので苦手な方はびっくりしてしまうかも。
↓干し草を大量に積んだトラック。明らかに積み過ぎでモロッコの法律的にどうなのだろう?と気になってしまうのだけれど、こういうトラックはちょいちょい見かけます。トラックが原因で渋滞が発生してしまうこともあるそうです…。
日没の空が美しかったので1枚パチリ。モロッコで迎える初めての夜です。
時差と長旅の疲れのためか、移動中のバス内ではほとんど寝てばかりでした。うつらうつらしているとホテルに到着しました。
バスの中で添乗員さんがマイルドな言葉を選びながらもホテルの辛口評価を述べていきますので、不安があおられます(笑)
- 日本と違って設備の不備は多いこと
- 全体的にのんびりした人が多く、望むようなサービスが受けれないこともある
「ここは日本ではない。日本の常識を持ち込み過ぎない」
ということを頭にしっかりと刻んでおいた方がよさそうです。
ライトアップされたホテルの玄関が夜の暗闇に浮かび上がっています。バスの車内から慌ててパチリ。ライトの色は次々変わっていきます。あまり口コミ評価の高くないホテルでしたが、外観はいい感じ!
シャウエンの街が一望できる!アトラスシャウエン
スーツケースをそれぞれ受け取り、ホテルの中に入っていきます。ツアー客のあいだにもほっとひと息ついたような空気が流れていました。やっぱり遠いですよね^^;
暗くてわかりづらいですが、ロビーも広く異国情緒あふれる照明やインテリアが、ここは日本ではないよ、と語りかけてくれているよう。
添乗員さんがチェックイン手続きをしてくれている間、私たちはまずはレストランに向かいます。時刻は21時すぎ。ぐったりしていてあまりおなかは減っておらず、食べたくない人はそのまま部屋に向かってもよかったのですが、明日からの観光に備えて何かしら食べておきたいところ。
晩ごはん
青い街シャウエンらしい、真っ青なテーブルクロス!
夕食はビュッフェではなくコース料理でした。これから食事のたびに食べることになるモロッコ定番のパン「ホブス」。平べったいパンで食べやすい大きさに切り分けられています。日本で好まれるモチモチ感はなく、かためで外側が香ばしくておいしいです。
飲み物は別途オーダーが必要になります。長時間の移動で疲れたのでさっぱりしたく、レモネードを注文。
まずは前菜。モロッコでは数種類のサラダや茹でた野菜が前菜として出されます。
にんじん、じゃがいも、ビーツ、キャベツ、ラタトゥイユのようなトマト煮込みなど。味は全体的に薄いので、物足りない方は塩を少しかけると食べやすいです。添えられているリーフレタスは生でしたので食べずに残しました。
メインディッシュは白身魚のフライ。私のは揚げたてで温かい状態でいただきましたが、人によっては冷めてしまっている方もいたようです。
最後にデザート。一口サイズのケーキとフルーツの盛合わせ。チョコレートソースがかけられています。
モロッコのデザートは全体的にかなり甘いです。甘いもの好きの私でも「あまっ!!」と思いましたので、甘いのが得意でない方はちょっと食べづらいかもしれません(笑)
甘すぎるスイーツはさておき、あまりおいしくないと聞いていたモロッコ料理ですが、
と思いました。前菜の味の薄さにはちょっとびっくりしましたが、素朴な感じで嫌いではないです。
食事が終わったらお部屋に向かいます。口コミ評価がイマイチなのとバスの中で添乗員さんの説明に不安を抱いていたのですが、これもまた問題なし。でした。
※共有スペースの写真は主に翌朝に撮影したものです。
共有スペース
到着時は暗かったのでよく見えませんでしたが、ロビーラウンジはかなり広いです。
これはおそらく電話交換機。もしかして今も使っているのでしょうか…?
年季の入ったオリンピアのタイプライター。
イスラム圏らしいモザイク模様のテーブルが目を引きます。
照明は装飾が多め。
ラウンジからシャウエンを一望できるテラスに出ることができます。テラスの先にはプールも。
客室に続く廊下。
青い街シャウエンらしく、ホテル内の内装もブルーが目立ちます。
部屋
ようやくこの日宿泊する部屋に到着。シングルベッドが2つ並んだ部屋の壁の色も鮮やかなブルー!さすがシャウエン!
添乗員さんより「モニュメント」でほぼ使うことができない電話(でも修理もしない)」と聞いていましたが、翌朝ちゃんとモーニングコールがかかってきました。
ベッドの脇に書き物に便利なちょっとしたスペースがあります。
テレビは電波が悪い?のかブチブチ切れていました。そもそも言葉もわかりませんが(笑)
水回りは緑がかった深い青のタイル貼り。
バスタブはなく、シャワーのみとなります。お湯はタンク式なので多くの人が一気に使うとお湯が出なくなってしまいます。部屋についたら早めにシャワーを浴びた方がいいと思います。
ベランダからの眺めが最高!
アトラスシャウエンで泊まった部屋のベランダからはシャウエンの街が一望できます!この眺めは必見の価値ありです。
夜景で見ても左半分は建物が青いのがわかりますね。
モロッコは夜明けが遅くて6時ではまだまだ暗いです。7時くらいに明るくなってきます。
時間の経過とともに少しずつ青い街シャウエンが姿を現していきました。
朝ごはん
朝食は夕食をいただいたのと同じレストランでビュッフェ形式でいただきます。品数は少なく、オリーブとチーズ、ジャムなど。
パンはデニッシュ、カステラ風のパン、クロワッサン、ホブスなど。
(撮影前にクロワッサンを少しかじってしまいました…)下記写真の右側上部のハムとチーズはクセが強めなので苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが、パンはどれも美味しい!特にカステラ風のパンがお気に入りで朝食のたびに食べていました。
オレンジジュースと紅茶。
朝食を食べたら少し宿の周辺を散策しました。その時に撮ったホテルの外観です。扉がかわいらしいですね。
モロッコは猫がとても多いので旅中にたくさんの猫に出会いましたが、この子がモロッコで出会った最初の猫ちゃん。
さ、スーツケースの荷物をまとめなければ…。今回の旅は毎回ホテルが変わるため、毎日スーツケースの整理が必要になります。
バスに乗り込み、シャウエン観光に出発です。
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