こんにちは、あかりです。夫婦2で長野・諏訪を旅行し、諏訪大社に参拝してきました。
諏訪大社に行きたい!と思って、旅の行き先を諏訪湖にしたわけですが、諏訪大社って4つもあるんですよね。知ってました?私は旅の直前になって知って焦りました(汗)
- 上社本宮
- 上社前宮
- 下社春宮
- 下社秋宮
諏訪大社は以上の四社からなります。(あとでもう少し詳しく書きます。)
上社の本宮と前宮、下社の春宮と秋宮はそれぞれ近くにあるので巡りやすいのですが、上社と下社の距離が離れているんです。特に上社は最寄駅からも距離があり、公共交通機関で行くのはちょっと厳しい場所にあります。
レンタカーを現地で借りられればいいのですが、私たちは車を運転できないんです…。無理かもしれない…。いったんは諦めそうになりました。
が!
なんと私たちが宿泊した『萃 sui-諏訪湖(すい すわこ)』の姉妹館である旅館「しんゆ」が主催する諏訪大社4社巡りツアーがあったんです。
今回、『萃 sui-諏訪湖(すい すわこ)』を選んだのは偶然だったのですが、思いがけない幸運。『萃 sui-諏訪湖』に泊まっていなければ、諏訪大社4社には行けなかったかもしれない…。
そう思うと、なんとなく諏訪大社に呼ばれた様な気になりました!思いがけない幸運に感謝!です。
『萃 sui-諏訪湖』の宿泊レポはこちらをお読みください。
では、以下、諏訪大社巡りのご紹介をしていきます。
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諏訪大社とは
諏訪大社は長野県の諏訪湖の近くにある神社で、古事記や日本書紀にも登場するほど、その歴史は古いです。
国内最古の神社の1つとされ、全国各地の25,000社ある諏訪神社の総本社です。そう、諏訪大社はここだけ。他は諏訪神社。この諏訪大社こそ、すべての諏訪神社の大元なんです。
信濃国一ノ宮、神位は正一位。
諏訪大社には「拝殿」はありますが「本殿」がありません。一般的には本殿に御神体が祀られていますが、諏訪大社はそうではないんです。
諏訪大社四社の御神体とは?
諏訪大社四社はそれぞれ下記を御神体としています。
- 上社は山
- 下社秋宮はイチイの木
- 下社春宮は杉の木
古代の神社には本殿がなかったとも言われており、諏訪大社に本殿がないのは、歴史の古さゆえ。
諏訪大社は古来の神社の形を今も受け継いでいるのです。
諏訪大社所在地
出典:諏訪大社公式サイト
諏訪大社は全部で四社からなり、諏訪湖のを挟んで北に下社春宮・秋宮、南に上社本宮・前宮があります。
- 下社秋宮:長野県諏訪郡下諏訪町5828 :TEL:0266-27-8035
- 下社春宮:長野県諏訪郡下諏訪町193 :TEL:0266-27-8316
- 上社前宮:長野県茅野市宮川2030 TEL:0266-72-1606
- 上社本宮:長野県茅野市宮川2030 TEL:0266-72-1606
諏訪大社の最寄駅とアクセス
下社の最寄駅は下諏訪駅、上社の最寄駅は茅野駅になります。
下社は駅から徒歩で行ける距離ですが、上社は駅から遠いので徒歩で行くのは大変です。なので上社へ行くのはタクシー利用がベターかなと思います。
上社本宮の近くまでなら「かりんちゃんバス」という市内循環バスが走っているようですが、本数も少ないようです。
参考:かりんちゃんバス
というわけで、公共交通機関を使って四社すべてを巡るのは困難かなぁと思います。ものすごく頑張れば行けないわけではないですが、上社、下社、どちらか一方にしぼるるか、自動車を使うことをオススメします。
下社、上社はそれぞれセットになっているので、
- 下社からお参りするなら岡谷IC、
- 上社からお参りするなら茅野IC
で、高速を降りるといいです
自家用車利用が難しい方は「しんゆ」か「翠 sui諏訪湖」に宿泊すれば、宿主催の無料ツアーがあります。(私たちはこれに参加)
四社の中では上社本宮が一番大きく、お土産物屋が充実しています。また下社秋宮の周辺にもお土産物屋がありますので、お土産を買いたい方は本宮か秋宮周辺でどうぞ♪
- 公共交通機関を利用して、四社を巡るのは困難。タクシーか自家用車利用がベター。
- 「しんゆ」または「翠 sui諏訪湖」の無料ツアーを利用するのもアリ。
▼「しんゆ」と「翠 sui諏訪湖」の詳細はこちら
以下、4社を順にご紹介していきます。
上社前宮
諏訪神社には本殿がないと書きましたが、前宮は例外で、本殿があります。
本殿近くまで車で上がって来られるので、この場所まで車で来ました。駐車場はすぐ脇にあります。
神社の入り口と鳥居はこの下にあるんですが、けっこう距離があり、この日は暑かったので気を使っていただきました。助かった(笑)
前宮は4社の中で最も古くに建てられたと言われています。前宮にはかつては大祝(おおほうり)と呼ばれる生き神(7,8歳の男の子)が住んでいました。
前宮は「森の中に佇む」といった風情の神社です。元々は人が入れない禁足地だったそうで、ありのままの森の中に存在しているのだそうです。本殿は昭和7年伊勢神宮の御用材で建てられたもの。
上社前宮の御手水は、清らかな水の流れ
▼御手水は名水「水眼(すいが)の清流」
山中から湧き出た清流が前宮の神域を流れる「御手洗川」になりました。ひんやりと冷たく、とても澄んでいました。
神社を取り囲むようにそびえる御柱
▼「御柱」
諏訪大社といえば、御柱をイメージするくらい全国的に有名な御柱祭というお祭りがありますが、これが「御柱」
諏訪大社は4社すべて、建物の周囲を囲むように4本の御柱が立てられています。
他の3社は参拝客が立ち入れない場所にも御柱がありますが、この前宮は4社のなかで唯一4本すべての御柱の近くに寄ることができ、御柱に触れることもできます。
せっかくなのでぐるりと回って、4本すべてに近寄ってきました。パワーもらえた気がします^^
▼前宮は大きな木に包まれています。
木の持つパワーに満ちあふれているようでした。
▼諏訪大社上宮の御神紋。
お参りをすませ、神社の入り口にやってきました。車で本殿まで行ったので、行きは素通りした場所です。先ほどお参りした本殿はここから10分ほど坂道をあがっていきます。ご朱印はこちらでもらえます。
上社前宮 アクセス
上社前宮:長野県茅野市宮川2030 TEL:0266-72-1606
最寄駅:JR茅野駅 タクシーで5~8分ほど。
車:諏訪ICから5分。
上社本宮
前宮からは車で5分ほど。4社の中で一番大きく、参拝客も多かったです。白い大きな鳥居が、遠くからも目を引きました。
本宮は見どころがたくさん!時間にゆとりを持って参拝しよう
本宮は境内も広く、見どころが多いですので、ゆっくり見たい方は参拝スケジュールにゆとりをもたせてくださいね。
本宮には温泉が出る御手水があります。
温泉の御手水がありました!(隣に普通の御手水もあります。)
▽明神湯
ここからお湯が出ます。
▼お相撲さんの像と原寸大の手形がありました。
「雷電為右衛門」信州小県(ちいさがた)出身の幕末の名力士だそうです。
▼茅輪くぐり。
▼本宮の御柱
参拝に向かいます。
▼苔むした御手水。竜の口から水が出ます。
▼拝殿
本殿はなく、拝殿があるのみ。「守屋山」という山自体が御神体です。
本宮はその建造物のうち、6棟が国の重要指定文化財に指定されており、見どころがたくさんあります。ゆっくり見たい方は時間に余裕を持たせた方がよさそうです。ツアーだとゆっくり見ている時間はなかったです。
▽勅願殿
▽高島神社
▼御神紋
お土産物を買うなら本宮で!
本宮には大きな駐車場があり、お土産物屋や飲食店が並んでいました。トイレも綺麗だったので、参拝の前後で休憩をするのにちょうどよさそうです。
上社本宮へのアクセス
上社本宮:長野県茅野市宮川2030 TEL:0266-72-1606
最寄駅:JR茅野駅 タクシーで10~15分ほど。
車:諏訪ICから5分ほど。
下社春宮
本宮から諏訪湖の脇を走り、下社春宮へ。車で30分ほどでしょうか。
▼緑あふれる境内。新緑から深緑へ。木々の緑はどんどん濃くなり、季節は真夏へと向かっています。
▼神楽殿があり、出雲大社を思わせるしめ縄があります。
▼春宮の御柱
▼拝殿。左右に片拝殿があります。御神体は杉の木。
▼片拝殿の屋根。奥の屋根が短くなっています。この後の秋宮と見比べてみてくださいね!
▼重要文化財にも指定されている幣拝殿、彫刻が見事です。
▼獅子?でしょうか?生き生きした表情で躍動感がありますね。
▼春宮の御神紋、枝は5本。
気付きましたか?上社の御神紋は枝が4本、下社は5本。上社と下社で枝の数が違うんです。全国に25,000社あると言われる諏訪神社。訪れる機会があればぜひ御神紋を確認してみてください。
枝が4本ならその神社は上社から分かれた神社、5本なら下社から分かれた神社です。
▼結びの松
先が二股に別れ、根元は1本になっていることから縁結びの御利益があるとされています。
▼りりしい狛犬。
下社春宮へのアクセス
最寄駅:JR下諏訪駅 徒歩15分
車:諏訪ICから25分。岡谷ICから15分
下社春宮:長野県諏訪郡下諏訪町193 TEL:0266-27-8316
下社秋宮
最後は下社秋宮。春宮からは近く、車で5分ほど。
▼神楽殿
秋宮には日本最大のしめ縄と、狛犬があります。
▼春宮よりも大きな神楽殿としめ縄がありました。
このしめ縄は出雲大社と同じ大きさで日本一だそうです!
▼この狛犬も、青銅製の狛犬としては日本一の大きさ。170センチ。近くで見ると本当に大きかった!
▼幣拝殿 左右に片拝殿。御神体はイチイの木。
▼片拝殿の屋根、こちらは春宮と違って前後の長さが同じです。
春宮と秋宮は同じ絵図面を元に作られたらしいのですが、こんな風にすこしずつ違う部分があります。
▼見事な彫刻
▼天覧の白樺
名前は白樺、見た目も白樺っぽいですが、松なんだそうです。原産は中国。非常に珍しい白松で、国内にもごくごく少ない数しか生えていないそうです。
▼秋宮の御柱
▼さざれ石 国家に登場する、あの「さざれ石」
▼根入りの杉
樹齢800年の杉!
なんと、この杉、夜中にいびきをかくと言われていて、子供に木の小枝を煎じて飲ませると夜泣きが止むと言われているそうです。
今日は見学しませんでしたが、宝物殿があり見学が可能となっています。
下社秋宮へのアクセス
最寄駅:JR下諏訪駅 徒歩15分
車:諏訪ICから25分。岡谷ICから15分
下社秋宮:長野県諏訪郡下諏訪町5828 TEL:0266-27-8035
御朱印をコンプリートしたら記念品をもらえます!
四社すべての御朱印を拝受すると御朱印記念品をいただけました。「しおり」と「そばらくがん」です
▽そばらくがん
2種類の御神紋が刻まれていますね。
以上、諏訪大社4社巡りのお話でした♪
諏訪大社四社巡り まとめ
「しんゆ」の諏訪大社巡りツアーは、20人乗りくらいの小さめのバスで回ります。参加者は私たち含めて6名でした。
所用時間は220分。規定時間内に四社すべてを巡るのは少々慌ただしさも感じましたが、解説付きでとても有意義な時間でした。
車がないと四社すべてを巡るのは難しいので、本当にありがたいツアーでした。その①で書いた偶然の幸運というのはこのことです。この宿に泊まっていなければ、四社回ることはできなかったので^^
ツアーは1日午前と午後の2回。宿泊者ならチェックイン前、チェックイン後でも参加できます。宿まで行かなくても駅でピックアップしてくれます。
参加希望の場合は事前に宿に連絡をしておいた方がベターです。
萃 sui-諏訪湖の宿泊予約について
私たちが宿泊した「萃 sui-諏訪湖」はこちらから予約できます。全室レイクビューのすばらしい旅館でした。
▽そのほかの宿はこちらからどうぞ♪
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