王子神社にお参りした後、あわせて近くにある王子稲荷神社にお参りし、御朱印を拝受してきました。
両神社は徒歩で5分ほどの距離にありますので、一緒にお参りするのがおすすめ。王子神社の黒と白のシックな社殿と雰囲気が異なる、極彩色の社殿を見ることができます。
王子神社についてはこちらをどうぞ。
https://www.sukinamonotachi.com/entry/ojijinja_gosyuin
のちほど詳しく紹介しますが、境内の奥まったところにまるで異世界のような、独特な雰囲気を持った空間があるので、こちらもぜひチェックしてみてください。
江戸時代には江戸の名所として人気があり、歌川広重は『名所江戸百景』で王子稲荷を描いています。2013年のフジテレビのドラマ「よろず占い処 陰陽屋へようこそ」のロケ地です。
乃木希典夫妻の信仰が篤かったことから、1962年に分霊され、乃木神社内に赤坂王子稲荷神社が建てられました。
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王子稲荷神社神社
御由緒
創建の詳細は不明ですが、源頼義により「関東稲荷総司」の称号を頂きました。落語『王子の狐』の舞台として知られています。
王子神社とともに徳川将軍家の祈願所と定められ、現在の社殿は十一代将軍家斉より寄進されたものです。
御祭神
宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
宇気母智之神(うけもちのかみ)
和久産巣日神(わくむすびのかみ)
御利益
火災予防・心願成就 など
王子稲荷神社の御朱印
初穂料は400円(初午祭の時は墨書きが変わり、初穂量は800円になるようです。社務所にていただけます。(この日は置き書きで、いただきました。)
授与時間ははっきりと決まっていないので要確認。
王子稲荷神社の所在地とアクセスとマップ
東京都北区岸町1-12-26
最寄駅と駐車場
- JR京浜東北線「王子駅」(北口) 徒歩5分
- 東京メトロ南北線「王子駅」三番出口 徒歩5分
- 都電荒川線「王子駅前」より 徒歩7分
- 駐車場あり(5台)
王子駅からスタート!
王子駅北口から親水公園方面に出て、右に曲がり、「森下通り」という商店街を歩いていきます(曲がらずにまっすぐ行くと親水公園へ)。
途中、道路を渡るところがありますが、道に沿ってまっすぐ進むだけですので、迷わず着けると思います。
到着~!!社号標と神門が現れました。となりが幼稚園になっているため、神門は平日は閉ざされているとのこと。私が訪れたのは休日だったので、門が開いていました。
王子稲荷神社の境内へ
神門をくぐって境内へ入ります。門を入って、すぐ右側に御手水があります。(写真を撮りそびれてしまいました。)
石造りの明神鳥居があり、奥に石の階段が続いています。階段を登り切った先にもう一つ鳥居があり、その先に社殿があります。階段わきのイチョウが見事に色づいています。ぐっと、華やかに感じますね!!きれ~い!
鳥居の傍らにはお稲荷さん。目鼻立ちがくっきりしたお稲荷さんです。へのじに口をぎゅっと結んでる。
市杵島神社(弁天様)
階段を登る前に境内社にお参りをしていきます。階段の右側に小さな石の鳥居があり、小さな池に、小さな石の橋がかかっています。
この先の鎮座するのは弁天様です。屋根にもイチョウが降り積もり、幻想的な雰囲気になっていました。
ちなみに、この市杵島神社は幼稚園の敷地内にあるので、平日は入ることができません。
少し、ずんぐりした体型の小さな狛犬がいます。歴史を感じさせる、狛犬は1761年に作られたものだそうです。
さて、階段を登りきると、王子稲荷神社の境内が広がっています。小さめの御手水。
こちらが社務所です。御朱印やお守りはこちらでいただいてください。
11代将軍家斉公が寄進した社殿
極彩色の美しい社殿は、11代将軍家斉公によって寄進されたもの。鮮やかな朱塗りと、色とりどりの彫刻、あちこちにあしらわれた金色が華やかです。
どことなく、東照宮を思い起こさせる豪奢な社殿です。
王子稲荷神社の狛犬
先ほどの階段をあがりきった、てっぺんに狛犬がいます。鋭そうな足の爪が印象的な狛犬です。
【歌碑】
【南側の鳥居】
神門が閉まっているときは、こちらから境内に入ります。
南側の鳥居の傍らにもお稲荷さん。
笑っているような、何とも言えない表情のお稲荷さん(笑)見ていると、思わず笑みがこぼれ、ほっこりした気持ちになれました。
願掛けの石と狐の穴跡
うっかりすると、見逃しそうですが、社務所の脇に小さな看板が出ています。ん?なんだろう??心惹かれて立ち寄ってみました。
奥にも何かあるようで、赤い鳥居が建っていました。
奥に進むと、そこにはとーっても素敵な空間が広がっていたんです!!静謐という言葉がぴったりの、静かな澄んだ空間。
【本宮】
小さいですが、朱塗りの建物が美しいです。緑と花に包まれ、静かで清らかな場所に鎮座している【本宮】です。
本宮から後ろを振り返ってみました。ね?緑に包まれて素敵でしょう?本宮の先にもぜひ訪れて欲しいスポットがあります。
本宮の脇に連なる、鳥居をくぐって先に進みます。
三社の稲荷が鎮座していました。亀山稲荷神社・嬉野森稲荷神社・北村稲荷神社です。
その隣にある社に祀られているのは【願掛け石】
「御石様」と呼ばれていて、願い事を頭の中で唱えながら持ち上げてみます。
重く感じた時には願いはかなわず、軽く感じた時には叶うと伝わります。
小さなお稲荷さんがずらりと並んでいました。願い事が書き込まれていたので、「絵馬」みたいなものなのでしょうか。山王日枝神社の境内社「山王稲荷神社」にもありました。
これで終わりじゃないですよ。次はこの階段をあがります。
そこにあるのは【狐の穴跡】
小さな石の祠と、かつて狐が住んでいたと言われる穴があります。
ここが狐穴。
狐穴から下を見下ろした風景。
王子稲荷神社のビッグイベント「狐の行列」
毎年、大みそかに狐のメイクやお面をかぶった人たちが、行列を作り、王子稲荷神社に向かって練り歩きます。
相模・武蔵・安房・上総・下総・常陸・上野・下野の関東八州から王子神社に狐が集まるという伝説があり、その伝説を再現したもの、とのこと。
多くの見物客が訪れる人気行事です。
お参りを済ませたら、帰りは南側の門から外に出ました。目の前の道をまっすぐに進むと、駅です。
この日は駅前の「TAGEN」でフレンチランチをいただいたあと、七社神社(ななしゃ)に向かいます。