暗くて重くて絶望的な映画が好きです。どうしようもなく打ちひしがれたくなるのです。
鑑賞後、打ちひしがれて見たことを後悔するほどの衝撃を受けることがわかっているのに、つい手に取ってしまう重い映画…。深く考え込まされてしまうあの感じがとても好きですv(*’-^*)-☆ ok!!
ハッピーエンドも好きなのですが、ずっしりした映画を見たくなる時もある。
今回は米サイトBuzzFeedがピックアップした、「信じられないほど絶望的な結末を迎える映画32本(32 Movies With Unbelievably Bleak Endings)」をご紹介します。
タイトルを見ただけでも、
「うわぁ…Σ(゚д゚;) ヌオォ!?」
と思うものばかりで、見ごたえありますv(*’-^*)-☆ ok!!
32作品をご紹介したあとで、私のおすすめのバッドエンド作品を追加でご紹介します。
無料お試し期間を利用すれば、おトクに映画見放題にできますv(*’-^*)-☆ ok!!
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とても長い記事になります。気になる項目は目次をクリックすればジャンプします。
※結末そのものには言及していませんが、雰囲気は伝わる可能性がありますのでご注意ください。個別の感想記事はネタバレしています。
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『信じられないほど絶望的な結末を迎える映画32本』
アメリカのウェブサイト『BuzzFeed』が選んだ32本です。
「鳥」
出典:映画.com
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ロッド・テイラー/ジェシカ・タンディ/ティッピ・ヘドレン
製作:1963年/アメリカ
突然、舞い降りてきた1羽のかもめが、メラニー・ダニエルズ(ティッピー・ヘドレン)の額をつつき飛び去った。これが事件の発端だった。不吉な影がボデガ湾沿いの寒村を覆った。若い弁護士ブレナー(ロッド・テイラー)は異様な鳥の大群を見て、ただならぬ予感に襲われた。そして、ほどなくブレナーの予感は現実となった。鳥の大群が人間を襲い始めたのだ。引用:鳥 : 作品情報 – 映画.com
ヒッチコックの名作でパニック映画の原点と言われる作品。原作はダフネ・デュ・モーリア(『レベッカ』)
ある日、鳥が群れを成して人間に襲いかかってくる…。スト―リーはたったそれだけです。50年以上前に製作された作品であり、鳥が作り物っぽく見えるなど、特殊技術では見劣りする部分があります。
しかし、何の前触れもなく襲いかかってきた鳥たちが、突然さーっと引き、ほっとしたと思ったら、また突如として襲ってくる…。その緩急のバランスとカメラワークの巧みさで、いつのまにかすっかり見入ってしまいます。
「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/ゾンビの誕生」
出典:映画.com
監督:ジョージ・A・ロメロ
出演:デュアン・ジョーンズ/ジュディス・オディア
製作:1968年/アメリカ
墓参りにやってきた兄妹ジョージとバーバラ。そんなふたりに、甦った死体が襲いかかる。ジョージは格闘の末に死亡し、近くの家に逃げ込んだバーバラは他の避難者たちと合流する。しかし一行は死者の襲撃を前にしながら対立。ゾンビの群れは容赦なく押し寄せてくるが……。引用:ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生 : 作品情報 – 映画.com
2017年に亡くなったジョージ・A・ロメロの名作ゾンビ映画で、すべてのゾンビ映画の源がここにあります。
50年前の作品かつモノクロなので、正直なところ物足りなく感じます…ヾ(~O~;) コレ
『ウォーキングデッド』のリアルなゾンビが現在のスタンダードになっているため、特殊メイクが作り物っぽく感じます…(≧ヘ≦) ムゥ
ただ、『ウォーキングデッド』他、現在のゾンビ映画の源流と言える作品ですので、ゾンビ好きなら要チェックです。
ロメロ作品なら『ゾンビ』『死霊のえじき』の方が年代が新しい分、見やすいし、オススメです。私は中学生の時に『死霊のえじき』を観て、ゾンビ大好きになりました!
『ウォーキングデッド』は Hulu・U-NEXT・アマゾンプライムビデオでも配信中です。ハマりすぎてきっと全部一気に見たくなると思います♪
「猿の惑星」
出典:映画.com
監督:フランクリン・F・シャフナー
出演:チャールストン・ヘストン/キム・ハンター
製作:1968年/アメリカ
地球から320光年の長い旅の末、とある惑星に不時着した宇宙飛行士。そこは、言葉を話す猿たちが原始的な人間たちを支配する惑星だった。人間狩りをする猿の軍隊に捕らえられた主人公テイラーは、コーネリアスとジーラという猿の助けを借り、一緒に捕らえられた人間の娘ノバを連れ逃亡を図るのだが……。猿の惑星 : 作品情報 – 映画.com
チャールストン・ヘストン主演のSF映画の名作。
『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』と同じ年の製作で、猿が人間っぽいという難点はあります(見ているうちにかわいらしく感じてきます。
チンパンジーのジーラが好き(笑)
当時は最先端の特殊メイクで、そのリアルさに世界中が驚かされました。
猿と人間の立場が逆転している惑星が舞台ですが、支配者となった猿の社会にも序列や差別があり、人間社会の縮図を見ることができます。
このリストにピックアップされるのがふさわしい衝撃的なバッドエンドが待っており、映画史上に残る名シーンとして今も人気があります。
初めて見た時のショックは今もはっきりと覚えています。エンドロールの静かな波音を聞きながら呆然としました。2017年秋にはリブートシリーズの最新作『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』が公開されました。
参考:⇨プロが選んだランキング!『SF映画ベスト100』情報誌Time Outロンドン版より(29位にランクイン)
「ローズマリーの赤ちゃん」
出典:映画.com
監督:ロマン・ポランスキー
出演:ミア・ファロー/ジョン・カサヴェテス
製作:1968年/アメリカ
ニューヨーク。現代。若い俳優ガイ(ジョン・カサベテス)と妻ローズマリー(ミア・ファロー)が、マンハッタンの古いアパートに引越してきた。2人がつき合っている初老の友人ハッチ(モーリス・エヴァンス)によれば、このアパートは、以前から不吉な噂がたえないという。ローズマリーの赤ちゃん : 作品情報 – 映画.com
『戦場のピアニスト』のロマン・ポランスキー監督作品。
若い夫婦が古いアパートに引っ越してきたが、当初は親切に思えた隣人は何か様子がおかしい…。小さな違和感が積み重なり、妻は徐々に精神的に追い詰められていく…。
派手に驚かせるシーンやグロテスクな描写はありませんが、じわじわと忍び寄ってくる”何者か”の不気味な雰囲気は秀逸で、ヒロインの恐怖が観る者にも伝染するようです。
はたから見れば幸せな若妻であるはずのローズマリーの濃い不安に彩られた表情と、それでもおなかの子を守ろうとする、強い母の顔が印象的です。好きな作品。
▽リメイクもあります。
「真夜中のカーボーイ」
出典:映画.com
監督:ジョン・シュレンジンジャー
出演:ダスティン・ホフマン/ジョン・ヴォイト
製作:1969年/アメリカ
ジョー・バック(ジョン・ヴォイト)は、カウボーイのいでたちでテキサスからニューヨークに出て来た。彼は自分の肉体と美貌を武器に、孤独なニューヨークの夫人達を慰めようと考えていた。そして富と栄光を……。彼の商売の皮切りはキャス(シルヴィア・マイルズ)であった。だが彼女は街娼上がりのパトロン持ちだったため、逆に金を巻きあげられてしまった。そんな時、彼は足の不自由なペテン師ラッツオ(ダスティン・ホフマン)と知り合った。
アメリカン・ニューシネマの傑作。
一旗揚げるつもりで田舎から出てきた若者が、見事に都会に撃ち返されます。
主人公ジョーは肉体と美貌を武器にヒモになろうとニューヨークにやってきますが、当然ですが上手くいくはずはありません…。
夢だけは大きいが見通しが甘い主人公ジョー。ジョーと友情を育んでいくラッツォ。このラッツォの小物感が素晴らしいんです。
口では大きなことを言いますが、実態はしがないペテン師。周囲からも見下され、さげすまれている。それでもひたすら虚勢を張り続ける…。
ジョーとラッツォ、二人の姿には痛々しさを感じ、苦々しい想いがこみ上げてきます。
きらびやかな大都会を、暗い水底から見つめることしかできない者の無力感。光の下へ這い上がることのできない敗北感…。社会の底辺に生き、現実に押しつぶされて行く彼らの姿には全く希望はありません。
「イージー・ライダー」
監督:デニス・ホッパー
出演:ピーター・フォンダ/デニス・ホッパー
製作:1969年/アメリカ
マリファナの密輸で大金を手にしたキャプテン・アメリカ(ピーター・フォンダ)とビリー(デニス・ホッパー)は、大型オートバイを買い、旅に出た。2人は、自由の国アメリカの幻影を求めて、フロンティア精神の母体、南部をめざし、気ままにオートバイを走らせた。イージー・ライダー : 作品情報 – 映画.com
未鑑賞。
アメリカン・ニューシネマの名作と名高いのに見そびれている作品です。(完全な食わず嫌いです…。)
いずれ見ようと思ってるのですが、なんとなく結末は知っています。名作過ぎてあちこちでネタバレに遭遇するもので^^;
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「続 猿の惑星」
出典:映画.com
監督:テッド・ポスト
出演:チャールストン・ヘストン/キム・ハンター
製作:1970年/アメリカ
興行的にも、評価的にも世界的に大成功をおさめた「猿の惑星」の続編で、猿族と地下に住むミュータント人類の闘いを描く。解説・あらすじ – 続・猿の惑星 – 作品 – Yahoo!映画
先ほどの『猿の惑星』の続編で、”あの衝撃的な結末”から続くストーリー。
続編は見ていないのですが、この作品のラストシーンも当時はかなりの衝撃を持って受け止められたそうです。
▽たてがみがすごい!
「ウィッカーマン」
出典:IMDB
監督:ロビン・ハーディ
出演:エドワード・ウッドワード/クリストファー・リー
製作:1973年/イギリス
行方不明の少女を探すためにスコットランド本土からサマーアイル島へやって来た警官。だが人々は少女の存在を否定し、何かを隠しているような素振りを見せる。警官はやがてこの島を支配している異様な古代宗教に行き当たるが……。因習深い地に足を踏み入れた余所者が次第に取り込まれていく恐怖を描いたスリラー。解説・あらすじ – ウィッカーマン – 作品 – Yahoo!映画
未鑑賞です。たぶん好きな作品だと思うので、観たい映画リスト(自分メモ)に追加しています。因習深く、閉鎖的な社会のぐちゃぐちゃが描かれています。
2006年にニコラス・ケイジ主演でリメイクされていますが、リメイク版はあまり評価が高くないようです。
「チャイナタウン」
出典:映画.com
監督:ロマン・ポランスキー
出演:ジャック・ニコルソン/フェイ・ダナウェイ
製作:1974年/アメリカ
1937年のロスアンゼルス。私立探偵ジェイクはモーレイ夫人からダム建設技師である夫の浮気調査を依頼される。だが、盗み取りした写真がなぜか新聞に掲載され、それを見たもうひとりのモーレイ夫人が現れる。実は彼女こそ本物で、名をイヴリンという。ジェイクはこれがダム建設をめぐる疑惑と関係ありと睨んで調査を開始するが、モーレイは溺死体で発見され、ジェイクもまた謎の男たちに暴行を受ける。探偵と依頼人という関係を越えはじめたイヴリンとジェイクだったが、なおも謎は深まるばかりだった……。解説・あらすじ – チャイナタウン – 作品 – Yahoo!映画
まさに「信じられないほど絶望的な結末」が待っています。
「吐きそう…。」
私が結末を見た時の感想です。
「とある人物」が強烈な印象を与えるのですが、今でもちらっと「その人物」を思い出すだけで気持ち悪くなり、苦々しくて重いものがこみ上げてきます。
今まで数多くの映画を見てきましたが、あのキャラクターの異常さは最凶レベルです。
「カッコーの巣の上で」
出典:映画.com
監督:ミロス・フォロマン
出演:ジャック・ニコルソン/ルイーズ・フレッチャー
製作:1975年/アメリカ
刑務所の強制労働から逃れるため精神異常を装い、精神病院に入ったマクマーフィは、絶対的な管理体制をしくラチェット婦長のやり方に反発を覚える。マクマーフィは、管理されることに慣れ、無気力になっていた入院患者たちに生きる希望と活力を与えようとするが……。カッコーの巣の上で : 作品情報 – 映画.com
アメリカン・ニューシネマを代表する名作と名高い作品ですが、私はちょっと苦手なんです。
閉鎖的な病院のなかで、絶対的な権力を振るうラチェット婦長は確かに善人ではありません。患者に対して、人間とも思わない極悪な仕打ちを行います。
しかし「主人公もどうなの?」と、イライラしてしまう部分があります…。感情を強く揺さぶられるほど、ジャック・ニコルソンの演技はすごいんですが。
主人公に共感できるかどうかは別にして、押さえつけられ、人間性と尊厳を根こそぎ奪われていく入院患者たちの姿は空しさと、やりきれなさだけを残します。
参考⇨『史上最高の映画100本』(イギリスエンパイア誌選出)(43位にランクイン)
ここまでで10作品。ようやく三分の一まで来ました!
「SF/ボディ・スナッチャー」
出典:IMDB
監督:フィリップ・カウフマン
出演:ドナルド・サザーランド/ブルック・アダムス
製作:1978年/アメリカ
サンフランシスコの州公衆衛生調査官であるマシュー(ドナルド・サザーランド)は、ある日、同僚のエリザベス(ブルック・アダムス)から奇妙な相談を受けた。彼女の恋人で歯科医のジェフ(アート・ヒンドル)の様子がおかしく、以前の彼とは別人のようだという。一時的なものだと彼女を慰めたマシューだったが、それをきっかけに、彼の周囲で不思議なことが続いた。SF/ボディ・スナッチャー : 作品情報 – 映画.com
原作はジャック・フィニィの『盗まれた街』です。
宇宙からやってきた未知の生命体に、次々と体を乗っ取られていく人間たち。見た目は全く変わらないのに、いつのまにか別人に変わってしまうのです。
隣人が気づいたら”他の何か”になり替わっている、そんな恐怖が描かれます。
▽原作『盗まれた街』
『盗まれた街』は今まで何度か映画化されており、ニコール・キッドマン主演の『インベージョン』 もこの作品を元にしています。
関連⇨『SF映画ベスト100』情報誌Time Outロンドン版より(38位にランクイン)
\映画・ドラマを楽しむなら/
「未来世紀ブラジル」
出典:映画.com
監督:テリー・ギリアム
出演:ジョナサン・プライス/ロバート・デ・ニーロ
製作:1985年/イギリス
コンピュータによる国民管理が徹底した仮想国ブラジル。その情報管理局で、ある役人が叩き落としたハエによって、コンピュータ情報の一部が壊れてしまう。そしてその影響は、善良な靴職人をテロリストと誤認逮捕させる結果を生み出すが……。解説・あらすじ – 未来世紀ブラジル – 作品 – Yahoo!映画
『12モンキーズ』のテリー・ギリアム監督作品。
いずれ見たいと思いつつ、なかなか手が伸びない作品。(ただの食わず嫌いです。なんとなく疲れそうな気がするので…。)
いずれは見るつもりなので、ネタバレには触れないように気を付けており、結末は知りません。このリストに上がっている以上、絶望的な結末を迎えるんだなってことはわかりました(苦笑)
参考⇨『SF映画ベスト100』映画史上に残る名作ばかり。(7位にランクイン)
「ミラクル・マイル」
出典:IMDB
監督:スティーブ・デ・ジャーナット
出演:アンソニー・エドワーズ/メア・ウィンガム
製作:1989年/アメリカ
偶然受けた公衆電話の間違い電話から核戦争が起ることを知った青年と、それによって混乱していく町の様子を描いたパニック映画。ミラクル・マイル – 作品 – Yahoo!映画
この作品は今回初めて知りました。ERのグリーン先生が(=アンソニー・エドワーズ)主演です。
冷戦時代に作られた作品なので、核戦争が起きるかもしれないという恐怖は、現代よりリアルに感じられたことでしょうね。このリストにピックアップされているということは核戦争は回避できない?ということかもしれません…。
新品北米版Blu-ray!【ミラクル・マイル】 Miracle Mile [Blu-ray]!<スティーヴ・ジャーナット監督作品>
「ザ・バニシング 消失」
出典:IMDB
監督:ジョルジュ・シュルイツアー
出演:ベルナール・ピエール・ド/ヨハンナ・テア・ステーゲ
製作:1988年/オランダ・フランス・西ドイツ合作
オランダ産のサイコ・サスペンス。レックスの恋人サスキアは、三年前に突然の失踪を遂げた。必死で探し続ける彼に、レイモンドという男が近づいてくる。レイモンドは、自分がサスキアを誘拐したのだと言い、犯行を再現するからレックスに同行しろともちかける。レックスは彼と行動をともにし、犯行を検証してゆく。だが、彼は突然気を失い、目が覚めると穴の中に倒れていた。レイモンドは彼に土をかけて生き埋めにするのだった。解説・あらすじ – ザ・バニシング-消失- – 作品 – Yahoo!映画
本作は今回初めて知りました。
オランダの映画は今まで見たことがないかもしれない。あらすじ読む感じでは好きな雰囲気の作品なので、いずれぜひ見たい。鑑賞したら感想を追記します。
「セブン」
出典:映画.com
監督:デビット・フィンチャー
出演:ブラッド・ピット/モーガン・フリーマン
製作:1995年/アメリカ
退職を間近に控えたベテラン刑事サマセットと若手刑事ミルズは猟奇連続殺人事件の捜査にあたる。犯人はキリスト教における7つの大罪に基づいて殺人を繰り返していることが明らかに。やがてサマセットとミルズは容疑者を割り出すが、その人物に逃げられ、さらにミルズの素性が知られていたことも発覚する。そしてさらなる殺人事件が続いた後、驚愕の事態が……。セブン : 作品情報 – 映画.com
私の人生ベスト10に入るほど、大好きな作品です。
オープニングの不気味な雰囲気、連続殺人事件の異常な殺害方法、ぬるっとした目つきが心底気持ち悪い殺人鬼、暗く沈んだ土砂降りの雨…。
さまざまなシーンが今も脳裏にしっかり焼き付いています。20年以上前の作品ですが、今見ても遜色なしの傑作です。
参考⇨『史上最高の映画100本』(イギリスエンパイア誌選出)(30位にランクイン)
『ファニーゲーム』
出典:映画.com
監督:ミヒャエル・ハネケ
出演:スザンヌ・ロタール/ウルリッヒ・ミューエ
製作:1997年/オーストリア
穏やかなある夏の午後。バカンスを過ごしに湖のほとりの別荘へ向かうショーバー一家。主のゲオルグ、妻のアナ、そして息子のショルシと愛犬のロルフィー。別荘に着き、台所で夕食の支度をするアナの元に、見知らぬ青年が訪れる。ペーターと名乗るその青年は、卵を分けてくれないかと申し出る。台所に入ったペータ-は、何気なく卵を割ったり、アナの携帯電話を水の中に落としたり、さり気なくアナを苛つかせる。ファニーゲーム : 作品情報 – 映画.com
「ふざけるな!!」
と言いたくなる作品です(^–^#)ムム。
とにかくイライラ&ムカムカさせられる作品で、監督本人が「観客を不快にさせるために作った。」と断言しており、その狙いは見事に成功しています。
ムカムカするので何度も見たいとは思いませんが、胸くそ悪さを求める人には絶賛オススメしたい。理不尽のてんこもりですv(*’-^*)-☆ ok!!
ナオミ・ワッツ主演でリメイク版もあります。
▽『ファニーゲームUSA』リメイク版
参考⇨『人間不信になる/絶望する映画25本(米サイトBuzzFeed選出)』
「隣人は静かに笑う」
出典:IMDB
監督:マーク・ベリントン
出演:ジェフ・ブリッジス/ティム・ロビンス
製作:1998年/アメリカ
テロリズムの歴史を教えている大学教授マイケル・ファラデー(ジェフ・ブリッジズ)は、ある日、路上で大ケガを負った少年ブラディ(メイソン・ギャンブル)を救助する。ブラディは隣に越してきたラング家の息子だった。これが縁で、ファラデー家とラング家の交際が始まる。隣人は静かに笑う : 作品情報 – 映画.com
邦題がちょっとチープなので、興味を持てなかったのですが、後味悪さ最凶のウツ映画との評価を耳にし、ぜひ観たい!と思った時にはオトナの事情で観ることができなくなっていた作品( ̄▽ ̄;)!!ガーン
現在レンタルも不可の幻の作品となっています。昔はテレビでも普通に放送してたんですけどね^^;(アメリカの同時多発テロの影響らしいです。)
2020年9月、アマゾンプライムビデオでは現在視聴ができないようですが、U-NEXTで配信されており、鑑賞が可能です。
後味が悪く絶望的な結末が待っており、観客はどん底に突き落とされるそうです
\映画・ドラマを楽しむなら/
「レクイエム・フォー・ドリーム」
出典:IMDB
監督:ダーレン・アロノフスキー
出演:ジャレッド・レト/エレン・バースティン/ジェニファー・コネリー
製作:2000年/アメリカ
テレビを見るのが何より楽しみな中年未亡人サラは、ある日テレビ番組への出演依頼の電話を受け、お気に入りの赤いドレスでテレビへ出るためダイエットを始める。一方、息子のハリーは恋人マリオンとのささやかな夢を叶えたいと麻薬売買に手を染める。季節が変わり、赤いドレスが着られるようになったサラはダイエット薬の中毒に、麻薬の商売がうまくいかなくなったハリーとマリオンは自らがドラッグの常用者となっていた……。レクイエム・フォー・ドリーム : 作品情報 – 映画.com
この種のランキングの常連となっている作品です。
安易な気持ちで薬物にハマった人々の人生が崩壊していく様子を描いた作品で、ラストにはまったく救いがなく、絶望だけがあります。
若者たちは自業自得ですが、おばあちゃんがかわいそう(≧ヘ≦) ムゥ
美しい女性が堕ちるとどんな目に合わされるか…、そこまでしてドラッグが欲しいのか…と、げんなりさせられます。
イギリスのエンパイア誌が選んだ『落ち込む映画トップ10』でも一位に選出されており、数あるうつ映画の中でも存在感を発揮する作品です。
ウツ映画ランキングの常連です。
「メメント」
出典:IMDB
監督:クリストファー・ノーラン
出演:ガイ・ピアース/キャリー=アン・モス
製作:2000年/アメリカ
強盗犯に襲われて妻を失い、頭部を損傷し、約10分間しか記憶を保てない前向性健忘という記憶障害になったレナード。彼は、ポラロイド写真にメモを書き、体中にタトゥーを彫って記憶を繋ぎ止めながら、犯人を追う。メメント : 作品情報 – 映画.com
何度繰り返して見ても飽きないほど、すきな作品です。
「結末からだんだんと時間をさかのぼっていく」という構成はとても斬新で、公開当時は大きな話題になりました。最初は面食らいましたが、状況が理解できると最後までどっぷり映画にはまりました。
待ち受けていた”まさか”というラストに放心状態になりました。
参考⇨『史上最高の映画100本』(イギリスエンパイア誌選出)(67位にランクイン)
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」
出典:IMDB
監督:ラース・フォン・トリアー
出演:ビョーク/カトリーヌ・ドヌーヴ
製作:2000年/デンマーク
アメリカの片田舎。チェコ移民のセルマは息子ジーンと2人暮らし。つつましい暮らしだが、隣人たちの友情に包まれ、生きがいであるミュージカルを楽しむ幸せな日々。しかし彼女には悲しい秘密があった。セルマは遺伝性の病で視力を失いつつあり、手術を受けない限りジーンも同じ運命を辿ることになるのだ……。ダンサー・イン・ザ・ダーク : 作品情報 – 映画.com
私の人生最凶のウツ映画です。
ヒロイン・セルマは利口な女性ではありませんが、一生懸命に息子を育てているシングルマザーです。そして「ある秘密」を抱えています。
なぜ、セルマはこんな目に合わなければならないのか?
なぜ?なぜ?なぜ?頭の中が疑問符で埋め尽くされました。
これほどまで絶望させられた作品は、他にありません。泣いて、泣いて、泣いて、泣きすぎて高熱を出して寝込むほど、ショックを受けました。
「ドニー・ダーコ」
出典:IMDB
監督:リチャード・ケリー
出演:ジェイク・ギレンホール/ジェナ・マローン
製作:2001年/アメリカ
88年、米マサチューセッツの小さな町。精神科医に通う投薬治療中の高校生ドニーの前に、ある夜、銀色のウサギが現れ、あと28日で世界が終わると告げる。それからドニーの周囲で奇妙なできごとが起きていく。ドニー・ダーコ : 作品情報 – 映画.com
見たのは15年以上前なので記憶がおぼろげです…。
難解なストーリーの作品ですぐには理解できないのですが、不思議と引き込まれ、圧倒されてしまう魅力を持っています。
主演は若かりし日のジェイク・ギレンホール。この頃から目力たっぷりの、個性的なイケメンです。
▽こちらの記事でも取り上げています
- 『史上最高の映画100本』(イギリスエンパイア誌選出)(63位にランクイン)
- 『SF映画ベスト100』情報誌Time Outロンドン版(58位にランクイン)
「ターミネーター3」
出典:IMDB
監督:ジョナサン・モストウ
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー/クレア・デーンズ
製作:2003年/アメリカ
ジェームズ・キャメロン監督の人気シリーズ第3作を「U-571」のジョナサン・モストウ監督が映画化。ドラマは前作の10数年後、20代の青年ジョン・コナーの前に前2作のT-800そっくりのターミネーターT-850と、その進化型である女性型ターミネーターT-Xが出現。未来から彼らを送ってきたのは誰なのか? その目的は? ターミネーター3 : 作品情報 – 映画.com
「なんでこの作品が入ってるの…?」と、思いました。続編としては失敗作とされていますね。(パート3以降はシリーズがかなり迷走しています。)
続編の製作が決定した時は嬉しかったのですが、束の間の喜びでした。サラ・コナーことリンダ・ハミルトンは降板、エドワード・ファーロングはトラブルを起こして降板。別の人がジョン・コナーを演じることに…。
あんなに美しかったジョン・コナーが成長するとなぜこうなる…?というくらい美形とは言い難いです。それほどまでに戦いが過酷であった…ということでしょうか?
女ターミネーターのおっぱいが大きくなるシーンは強く印象に残っています。(恒例のおっぱいチェック?です。)
「砂と霧の家」
出典:IMDB
監督:バディム・パールマン
出演:ジェニファー・コネリー/ベン・キングスレー
製作:2003年/アメリカ
亡き父が残した海辺の一軒家に住んでいる女性キャシー・ニコロ(ジェニファー・コネリー)。結婚生活に失敗し、夫に去られた彼女は、仕事もなく一人ぼっちで失意の日々を送っている。遠くに住んでいる母にはそのことを言えず、「幸せにしている」と電話で嘘をつくキャシー。そんなとき、たった数万円程度の税金未払いから、家を差し押さえられてしまう。後に、それが行政の手違いであったことが判明するが、すでに家は他人の手に渡っていた。砂と霧の家 : 作品情報 – 映画.com
海辺に建つ、美しい1軒の家の所有権を巡る悲劇が描かれます。
行政の手違いから自宅が競売にかけられてしまった女性と、その家の新しい所有者となった家族…。両者にとってその家は、とても大切な家でした。
どちらの言い分もわかるし、どちらも悪くない。どちらにも幸せになってほしい。しかし、絶対にそうならない。
待ち受ける耐えがたい結末に、胸を切りつけられることでしょう。両者とも悪人ではなく、双方に非がありません。避けることができなかった悲劇にやりきれなさだけが残ります。
この手のランキングの常連です。本当に打ちのめされて消えたくなりました。
「オールド・ボーイ(2003)」
出典:IMDB
監督:パク・チャヌク
出演:チェ・ミンシク/ユ・ジテ
製作:2003年/韓国
理由も分からないまま15年間も監禁されていた男オ・デス。突然解放された彼の前に謎の男ウジンが出現、5日間で彼が監禁された理由を解き明かせと迫る。オールド・ボーイ(2003) : 作品情報 – 映画.com
この種のランキングの常連で、とても評価の高い作品ですが、韓国映画に苦手意識があって見ていません…。
いつか見る日のために、ネタバレに遭遇しないように気を付けています。
▽ウツ映画の常連です。
「ディセント」
出典:IMDB
監督:ニール・マーシャル
出演:シャウナ・マクドナルド/ナタリー・メンドーサ/アレックス・リード
製作:2005年/イギリス
アパラチア山脈奥地の地下洞窟へ冒険旅行に訪れた女性6人の仲良しグループ。しかし、落盤によって出口がふさがれ、迷宮のような洞窟に閉じ込められてしまう。不安と疲労にさいなまれながら出口を求めて暗闇の中をさまよう彼女たちを待ち受けていたのは、想像を絶する恐怖だった……。ディセント : 作品情報 – 映画.com
「地下洞窟に閉じ込められる」というシチュエーションだけで十分に怖い。光の届かない狭い空間に対する、本能的な恐怖心を大いに刺激してくれます。(閉所恐怖症の人は見ない方がいいかな^^;)
女同士のどろどろとした人間関係も見どころ。恐怖と疲労にさらされ、仲のいい友人関係にあった女性たちが互いに不信感を抱いていきます。
賛否両論を呼んだ部分があります。私は「否」の方なのだけれど、それでも、この作品は大好きです。鑑賞後、ヘトヘトになるくらいにハマりました。
「ミスト」
出典:IMDB
監督:フランク・ダラボン
出演:トーマス・ジェーン/マーシャ・ゲイ・ハーデン
製作:2007年/アメリカ
ガラス窓を破るほどの嵐の翌日、スーパーへ買い出しに出掛けたデヴィッド。軍人やパトカーが慌ただしく街を往来し、あっという間に店の外は濃い霧に覆われた。設備点検のために外に出た店員のジムが不気味な物体に襲われると、店内の人々は次第に理性を失いはじめ……。解説・あらすじ – ミスト – 作品 – Yahoo!映画
この種のランキングの常連ですね。原作はスティーブン・キング。
結末がすごい…という、うわさを耳にしていたので覚悟して見たのですよ。だいぶ、かまえて見ました。
それでも!ラストシーンの衝撃が凄まじく…。心を握りつぶされるような「まさか」という展開で、「よくここまで胸くそ悪いことを思いつくなぁ!」と感心してしまいました。
げんなりして食欲が減退し、週末に見たら翌週半ばくらいまで元気が出ませんでした。
心に余裕があるときに見てくださいね。疲れている時には見ない方がいいかも。本気で落ち込むので。
▽ウツ映画ランキングの常連です!!
「つぐない」
出典:映画.com
監督:ジョー・ライト
出演:キーラ・ナイトレイ/ジェームズ・マカボイ/シアーシャ・ローナン
製作:2007年/イギリス
1935年イギリス。ある夏の日、タリス家の末娘ブライオニーは、姉セシーリアと使用人の息子ロビー・ターナーの些細ないさかいを目撃し……。ひとりの無垢な少女の嘘によって人生を狂わされてしまった一組のカップルの運命を描く。つぐない : 作品情報 – 映画.com
思春期の繊細な感情に揺れ動く少女の悪気ない嘘が、取り返しのつかない事態を招きます…。愛する姉と恋人の運命を大きく狂わせてしまうんです。
人間は過ちを犯すものですが、つぐないきれない大きな過ちを犯してしまったら、その後の人生は後悔と苦痛に彩られたものになってしまう。
もちろん気の毒なのは人生を壊されてしまった人ですが、少女に悪気がなかっただけに、悔やんでも悔やみきれない重荷を背負い、「辛い」と言うことも許されずに生きるのは、しんどいなぁと思いました…。
シアーシャ・ローナンは子役とは思えない演技力を発揮して、オスカーにノミネートされました。
▽物語の舞台は1935年、姉妹の住んでいる屋敷やコスチュームなども印象的です。
参考:【おすすめ映画】歴史劇・文芸作品などコスチューム・プレイが美しい映画。
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「レスラー」
出典:映画.com
監督:ダーレン・アロノフスキー
出演:ミッキー・ローク/マリサ・トメイ/エバン・レイチェルウッド
製作:2008年/アメリカ・フランス合作
人気レスラーだったランディも、今ではスーパーでアルバイトをしながらかろうじてプロレスを続けている。そんなある日、長年に渡るステロイド使用がたたりランディは心臓発作を起こしてしまう。妻と離婚し娘とも疎遠なランディは、「命が惜しければリングには立つな」と医者に忠告されるが……。 レスラー : 作品情報 – 映画.com
ウツ映画としてピックアップされることの多い作品ですが、私は「絶望的な結末」だとは思わなかったんです。
リングを降りては生きられないレスラーの性(さが)、業、宿命…そんなものを感じました。
過去の栄光を捨てきれず、周りを振り回し、傷つけてしまう…。主人公が孤独なのは自業自得です。他人から見れば惨めな人生かもしれませんが、”自分にはこれしかない”を思うものに命をかけられるなら、決して悪い人生ではない、と思いました。
「ノウイング」
出典:映画.com
監督:アレックス・プロヤス
出演:ニコラス・ケイジ/ローズ・バーン
製作:2009年/アメリカ
マサチューセッツ工科大学の宇宙物理学者ジョンは、息子ケイレブが通う小学校の記念式典で50年前のタイムカプセルから取り出された1枚の紙に綴られた数字の羅列が、過去50年間の災害、事故、事件の発生と犠牲者数を的確に予言していることを突き止める。その紙にはさらに、これから起こる未曾有の大災害も予言されていた……。ノウイング : 作品情報 – 映画.com
前半の展開や雰囲気はすごく好きなのですよ。
愛らしい子供が見せる奇行、謎めいた預言、ひたひたと忍び寄る何者かの「影」の底知れぬ不気味さ…。飛行機墜落のシーンの映像も迫力があります。
面白いじゃん!と思いながら見ていたのですが、結末は賛否両論あります。私は「否」の方でした(苦笑)。
「シャッター アイランド」
出典:映画.com
監督:マーティン・スコセッシ
出演:レオナルド・ディカプリオ/マーク・ラファロ/ベン・キングスレー
製作:2010年/アメリカ
精神を病んだ犯罪者の収容施設がある孤島、シャッター アイランド。厳重に管理された施設から、一人の女性患者が謎のメッセージを残して姿を消す。孤島で起きた不可解な失踪(しっそう)事件の担当になった連邦保安官のテディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)は、この孤島の怪しさに気付き始める…。解説・あらすじ – シャッター アイランド – 作品 – Yahoo!映画
途中でオチがわかってしまう、という賛否はありましたが、私は気になりませんでした。
独特の暗く沈んだ雰囲気が大好きです。海に囲まれ隔絶された精神病院の不気味さ、最高です(*`д´)b OK!
自分が見ている現実は果たして真実なのか?
クライマックスでは、己の存在を根底から覆される恐怖と絶望を見せつけられることになります。
▽こちらの記事でも紹介しています。
参考⇨精神病院を舞台にした映画、精神病院が印象的に登場する映画のまとめ。
「少年は残酷な弓を射る」
出典:映画.com
監督:リン・ラムジー
出演:ティルダ・スウィントン/エズラ・ミラー
製作:2011年/イギリス
自由奔放に生きてきた作家のエバは子どもを授かったことでキャリアを捨て、母親として生きる道を選ぶ。生まれた息子はケビンと名づけられるが、幼い頃からエバに懐くことはなく、反抗を繰り返していく。やがて美しい少年へと成長したケビンは反抗心をますます強めていき、それがある事件の引き金となる。少年は残酷な弓を射る : 作品情報 – 映画.com
「なぜ?」という疑問で、頭が一杯になった作品です。
どうすれば悲劇を避けることができたのか、考えても私にはわかりません。手放しで喜んだ妊娠ではありませんでしたが、エバは母親として頑張っていました。
子供を授かることによって奪われるものがあることは事実で、それに不安や恐怖を覚える女性がいるのは当たり前ではないか。
母親ならば、常に100%の愛情を注ぎ続けなければならないのか?
悪魔のような子供が育つのは、母親の愛が足りないからか?
エバなりの必死の子育ての先に引き起こされる惨劇と思うと、やりきれなくなりました。
エズラ・ミラーとティルダ・スウィントンの人類を超越したかのような、パーフェクトな美貌も見どころ。娘もかわいい美形親子なのですが、父親を演じるのはジョン・C・ライリー。よかった、パパ似じゃなくて!
▽こちらの記事でも取り上げています。
参考⇨【子どもが怖い】大人を恐怖に陥れる!こわい子どもが登場するおすすめ映画。
「メランコリア」
出典:映画.com
監督:ラース・フォン・トリアー
出演:キルステン・ダンスト/シャルロット・ゲンズブール
製作:2011年/デンマーク・スウェーデン・フランス・ドイツ・イタリア合作
姉夫婦の豪華な邸宅で盛大な結婚パーティを開くジャスティンは、皆から祝福され幸福感に満たされる一方、どこかでむなしさも感じていた。そんなとき、巨大な惑星「メランコリア」が地球に向けて近づいていることが判明。それは同時に地球滅亡の知らせでもあったが、それを聞いたジャスティンの心はなぜか軽やかになっていく。引用:メランコリア : 作品情報 – 映画.com
ラース・フォン・トリアー作品は『ドッグ・ヴィル』を観て、あまりの胸くそ悪さに心底イヤになり、10年以上手を出していません。よってこの作品も見ていません。
今後、よほどの心境の変化がない限り見ることはないです。(←断言!!)
トリアー監督の『奇跡の海』『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『ドッグ・ヴィル』は吐きそうなほどに重苦しい気持ちを味わわせてくれました。もう二度と見たくない!と思うほどに。
以上、『信じられないほど絶望的な結末を迎える映画32本』でした!
32本中12本が未鑑賞でした。ウツ映画、バッドエンドの映画大好きなので今度も色々チェックしていきたいと思います。
以下はバッドエンド映画が大好きな私が見てきた、おすすめ作品を紹介します。
『ドッグ・ヴィル』
監督:ラース・フォン・トリアー
出演:ニコール・キッドマン/ポール・ベタニー
製作:2003年/デンマーク・スウェーデン・ノルウェー・フィンランド他
大恐慌時代、ロッキー山脈の小さな町ドッグヴィルで起こった出来事を描く。
ギャングに追われ、ドッグヴィルに逃げ込んできた美しい女性グレースをかくまうことにするが、当初は親切だった住民たちは自分勝手な欲望をグレースに向けるようになっていく…。
道徳的であろうとしながら、本性に逆らうことができない人間の愚かさ、醜さを描いていて、話が進むにつれて胸くそ悪さに吐き気を催します。
相手が抵抗できないとわかると、徹底的に虐げる。
「匿ってやってるんだから。」と、相手の弱みに付け込み、逃げられないのを承知で…。人間のどす黒い欲望と身勝手さが不愉快きわまりないです。
『ドッグ・ヴィル』があまりに辛かったので、私はトリアー監督の作品を見るのを止めました。もう私には耐えられそうにない。
「奇跡の海」
監督:ラース・フォン・トリアー
出演:エミリー・ワトソン/ステラン・スカルスガルド
製作:1996年/デンマーク
純粋で信仰の篤い女性ベスは夫ヤンと深く愛し合っていたが、ヤンは事故で下半身不随になってしまう。ヤンはベスに「あるお願い」をするのだった。
主人公はとても純粋です。純粋であるということは、「おろかである」ことと紙一重なのかもしれないと、この作品を見て思いました。
ヤンはなぜ、あんなことをベスに頼んだのか…。もしかしたら真意は別のところにあったのかもしれないな、とも思います。
ベスは『ダンサー・イン・ザ・ダーク』のセルマと似ているような気がしました。愛する人のために、自分を痛めつけることをいとわない女性の姿が描かれます。とにかく、きつい。
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を見る前に感動的な泣ける作品だと間違えてレンタルしてしまいました。
レンタルショップで「泣ける感動作」のコーナーにあったんですよ。「フォレストガンプ」の隣に。絶対違うと思う!
「アニマル・キングダム」
監督:デビット・ミッショッド
出演:ベン・メンデルスゾーン/ジャッキー・ウィーヴァー
製作:2010年/オーストラリア
母親をドラッグの過剰摂取で亡くした17歳の少年が祖母の家に身を寄せるが、祖母とその息子たちは犯罪一家だった…。
おばあちゃん=優しいというイメージを覆す、強烈なおばあちゃんが登場します。
壊れた人間に育てられると子供たちも壊れてしまうんだなぁ…と、極悪非道な一家を見ていて思いました。おばあちゃんは息子たちを愛しているけれども、息子以外はどうでもいいんですよ。息子を守るためならなんだってするんですよ…。
『縞模様のパジャマの少年』
監督:マーク・ハーマン
出演:エイサ・バターフィールド/ヴェラ・ファーミガ
製作:2008年/イギリス
父の仕事の都合で引っ越してきた少年ブルーノは家の近くで、謎めいた建物を見つける。そしてその建物の柵越しに一人の少年に出会った。
その少年はいつも、縞模様のパジャマを身に着けていた。
タイトルに騙されそうになりますが、かわいらしい話ではありません。
お願いだから、それだけは止めて…。
絶対に避けて欲しかった、見たくなかった最悪の結末に着地します。
パッケージの愛らしい少年が着ている縞模様のパジャマ。それは「パジャマ」ではないのです…。少年はなぜそこにいるのか?なぜいつも縞模様の「パジャマ」を着ているのか?真実をぜひ、その目で確かめてください。
以上、おすすめのバッドエンド映画を紹介しました♪
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