【東府や Resort&Spa Izu】①建物＆部屋編＊暖炉のあるロビーと渡り廊下が素敵な宿｜修善寺・吉奈温泉

本レポの内容は訪問時のものです。最新情報は公式サイト等でご確認ください。

私たちが宿泊したのは伊豆・吉奈温泉にある「東府やResort&Spa-Izu」。読み方は「とうふや」。

吉奈川のほとりに建ち、3.6万坪の広大な敷地を誇る温泉旅館です。

元々この場所には「東府屋旅館」「芳泉荘」という古い歴史を持つ2つの旅館があったそうです。この2つの宿を受け継ぎ、ニューアルオープンしたのが現在の「東府やResort&Spa-Izu」です。

当時の古い建物「大正館　芳泉」はアールデコ調のカフェとして利用されています。（撮影：2021年）

３.6万坪という広さにまず驚きます。

広大な敷地はきれいに整備されており、ベンチやあずまやもあって、ゆっくり散歩するのが最高です。

山に囲まれ、木々の匂いと水の音に包まれ、すがすがしい気持ちになれること間違いなし！です。

とても自然豊かな場所なので初夏にはホタルが舞う姿を見ることができますし、春は桜、秋は紅葉、季節ごとの魅力があります。

東府やは初回訪問ですっかり大好きになり、複数回リピートしています。今後も定期的にリピートしていきたい宿です。

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東府や　Resort&Spa-Izu

「伊豆の小京都」と呼ばれる風情たっぷりの修善寺温泉街を少し観光してから宿へ移動しました。

「東府や」は伊豆箱根鉄道修善寺駅からバスに20分ほど乗って最寄バス亭「吉奈温泉口」へ。吉奈温泉口から宿に電話をするとバス停まで迎えに来てくれます。

吉奈温泉は行基によって発見された伊豆最古の温泉とされ、その歴史は奈良時代までさかのぼることができます。

行基は温泉を見つける才能を持っていたとされる奈良時代の高僧。

またここも行基か！とびっくりします・笑

また、吉奈温泉は徳川家康に縁がある温泉としても有名です。

家康の側室であった「お万の方」が吉奈温泉に浸かって子宝を授かったと伝わっていて、今も「子宝を授かりたい」と願う方が数多く訪れるのだそうです。宿の敷地内には子持ち地蔵もあります。

特にお気に入りの場所は解放感あるロビーと緑に包まれた渡り廊下です。

開放感あふれるロビー

宿の中に入ると目の前には開放感あふれるロビーがあります。天井が高く、はりが特徴的で重厚な感じがします。つい、上を見上げて写真を撮りたくなるほどいい雰囲気。

ロビーの一角にはお土産物コーナーがあり、こちらで購入できるパウンドケーキがとってもおいしくておすすめです。

とても落ち着いた雰囲気なので湯上りにソファーに腰掛けてインテリアを眺めているだけで幸せな気持ちになれそう。ロビーにはフリードリンクが用意されているのでお風呂上がりに涼ませてもらいました。

そしてなんと「暖炉」がありました。うわー、なんだかテンションがあがってしまう！

私たちが訪れたのは夏でしたので当然ながら暖炉に火は入っていなかったのですが、冬は薪がくべられ火がともされるのだそうです。

今度は冬に来てみたいなぁ。暖炉の周りにはソファーがありますので、火にあたりながらのんびりしてみたいですね。

そうそう。東府やでは色浴衣のレンタルサービスがあります。色や柄が豊富で、帯などの付属品の品ぞろえもよかったです。作務衣も借りられます。

ロビーでチェックイン手続きと館内の説明を受けたら部屋に案内してくれます。

緑がまぶしい素敵な渡り廊下

ロビーから客室へ向かう際に素敵な渡り廊下を歩きます。

青々と茂った緑がすぐそこに迫っていて、まるで森と一体化したような雰囲気です。緑が目にまぶしく、濃い匂いが身近に漂ってきています。

東府や Resort&Spa-Izuは敷地が広いので、宿泊する部屋まではけっこう歩きます。

館内にはあちこちに花が咲いていたり生け花が飾られていたり、心を和ませてくれます。

▽館内には休憩できるスペースもありました。夜になると灯りがともされ、ほんのりとした明るさが心地よく、お風呂上りに涼むのにちょうどよかったです。

せせらぎを楽しめる川沿いの部屋｜露天風呂付き客室「せきれい」

私たちが宿泊したのは「温泉半露天風呂付　和室（川沿い）」で、「せきれい」という鳥の名前がついたお部屋です。

和洋室だとベッドのお部屋になるみたいですが、私たちはお布団がよかったので「和室」を選びました。

窓から川の流れを見ることができ、水の流れる音にリラックスできる素敵なお部屋でした。（それなのに写真が赤味がかってしまって見にくいです。ごめんなさい）

▽入り口はこんな感じ。

玄関を入ると畳の廊下があります。左奥の扉は御手洗いへ、右奥の扉は脱衣所と半露天風呂に続いています。

▽小さな花瓶に小さな花がいけられてあって、ほっと心が和みます。和のおもてなしが部屋のあちらこちらにありました。

部屋は12.5畳の主室、7.5畳の副室の2部屋あります。

ふすまを開けた瞬間に畳の香りがふっと感じられました。住んでいる部屋がフローリングなので畳の温かみに触れると癒される思いがします。

▽主室はこんな感じ。お部屋は12.5畳あってかなり広かったです。

▽散らかしてしまった後の写真ですみません…。（夫にテーブルの上に荷物を広げてしまいました…。）

▽川に面したバルコニーがあって川のせせらぎを楽しむことができます。

バルコニーには椅子が2脚あって風呂上がりに涼むのに良さそうなのですが、夏は蚊が心配だったのであまり利用しませんでした。

▽吉奈川がこんなに近いんです。窓から澄んだ川の流れを見ることができます。

▽夏本番はまだこれから。どんどん緑が濃くなっていく季節です。

川沿いの部屋を選んで正解でした！！水の流れる音がかすかに聞こえてきて、心が落ち着きます。マイナスイオンが部屋に満ちている気がしました。（←気のせい？(笑)）

▽主室の隣にもう一室あります。ほりごたつのあるちょっと小さめ、7.5畳の副室です。

私たちが訪れたのは夏だったので大丈夫でしたが、冬はほりごたつから出られなくなりそうですね(笑)

クローゼット、テレビ、冷蔵庫なども副室にあります。布団は主室に敷いてくれますので、布団が敷かれた後は副室でまったりしていました。

「せきれい」には専用の半露天風呂がついているのでいつでも何度でも気兼ねなく温泉を楽しめます。

大きな窓があり、窓を開ければ半露天風呂になります。

窓を開けなくても燦々と光が差し込み、ガラスの向こうに川の流れを見ることができます。窓を閉めていても明るく開放感があり、すがすがしい気持ちになれる素敵なお風呂でした。

写真を撮りそびれてしまったのですが、水回り・アメニティ類もとても充実していますので手ぶらでOK。ドライヤーあり。

スキンケアグッズは「松山油脂」のトラベルセットがありました。

▽あと、歯みがき粉のサイズが大きかったのが驚きでした。（※下記の写真は再訪時に撮影したものです）

▽後日、再訪して1名で洋室に泊まりました。

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ロビーの一角にある土産物屋で販売されているフルーツたっぷり＆ずっしり重めの特製パウンドケーキがとてもおいしかったです。

翌朝、ロビーに近隣で収穫された無農薬野菜が販売されていて、近所の近所のスーパーでは見かけたことがない「白なす」を購入しました。（その後、リピートしても見かけないのでこの時だけだったのかも？）

東府やを訪れた7月半ば、ホタル見学ツアーが開催されていました。希望者はフロントにて申し込みます。

夕食後、ロビーに集合して車で移動します。宿から10分ほど山道を走ったでしょうか。目的地に着くと、運転手さんは車を止め、ランプを点滅させてくれました。

ホタルはこのランプの明滅を仲間だと思うらしいのです。

しばらくランプを点滅させると、暗闇から湧き上がるように小さな光がいっせいに出てきます。気づいたらそこらじゅうに光が浮遊しており、その美しさに、ただただ、静かに感動しました。

以下、注意点がいくつかあります。

これらのサービスはいつもあるわけではありませんが、とってもすばらしかったのでタイミングが合えばぜひ！

次はまほらスパで癒されたお話と雰囲気の異なる露天風呂を紹介します！

東府や　Resort&Spa Izuの宿泊予約について

東府や　Resort&Spa Izuは以下のサイトから予約ができます。

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