この記事ではサバイバル映画のオススメ作品を紹介します。雪山、無人島、宇宙空間など厳しい環境で生きのびるために戦う人々の姿が描かれます。
突然ですがサバイバル映画好きですか?私は大好きです(*´∇`*)
絶対生還不可能!
という極限の状況におかれながらも、知恵と勇気を振り絞り、生きのびる術を見つけようと奮闘する人々。
たった一人、孤独のなかで戦う者もいれば、チームで協力し合う者もいる。メンバーの中にイヤなヤツがいたり、信頼していた仲間が敵になったりすることもある。必ずしも善人が生きのびるとは限らない。
命が危機にさらされるハラハラドキドキと、絡み合う人間関係にどっぷりハマってしまいます。
さて、今日はそんな「サバイバル映画」をピックアップしてみました。洋画がメイン。実話ベースの作品もあります。
『インポッシブル』
監督:J・A・バヨナ(『永遠の子供たち』)
出演:ナオミ・ワッツ/ユアン・マクレガー/トム・ホランド
製作:2012年
あらすじ:2004年のスマトラ沖地震に遭遇し、離れ離れになった家族が生存と再会を信じ、諦めずに家族を探し続ける姿を描く、実話を元にした作品。
楽しいひと時が一瞬で悪夢に変わる…。
リゾート地でクリスマスを楽しんでいる人々に突然襲いかかった津波。その描写はリアルすぎて息苦しい。大自然の圧倒的な力を前にしたら、人間のいかに非力で小さな存在であるかを思い知らされます。
自らの命も危険にさらされるなか、必死で子を守ろうとする親の姿は心打たれます。子供たちが本当にいい子なので、再会の瞬間を祈らずにはいられませんでした。
ルーカスを演じたのは『スパイダーマン ホームカミング』で新スパイダーマンに抜擢されたトム・ホランド。本作が映画デビュー作になります。
ナオミ・ワッツは本作にてアカデミー主演女優賞にノミネートされました。
▽こちらの記事でも紹介しています。
⇨【実話を元にした映画】嘘みたいな本当の話!ヒューマンドラマ、事件・犯罪を元にした作品など
『レヴェナント:蘇りし者』
監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演:レオナルド・ディカプリオ/トム・ハーディ
製作:2015年/アメリカ
あらすじ:猟師のヒュー・グラスは狩猟中に重傷を負い、仲間から見捨てられ、雪山の置き去りにされた。それだけでなく最愛の息子まで殺されたグラスは息子のかたきを取るために氷に閉ざされた厳寒の地で必死のサバイバルを開始する。
レオナルド・ディカプリオが長年の悲願であったオスカーを獲得しました。これまでも何度もノミネートされながら受賞できておらず、
「ようやく獲った」
そんな気がしました。
ディカプリオは「タイタニック」のイメージが強く残り、端正な容姿に注目が集まりがちな時期がありました。
しかし「タイタニック」より前に制作された「ギルバート・グレイプ」でオスカーにノミネート経験があり、もともとその演技力が高く評価されていた俳優だったんですよね。アイドル俳優的な扱いを受けるのは本人も本意ではなかったようです。
ディカプリオの鬼気迫る演技と屋外の自然光のみで撮影されたという映像美がみどころ。
本作にて撮影を担当したエマニュエル・ルベツキは
- 「ゼロ・グラビティ」(2013年)
- 「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」(2014年)
- 「レヴェナント 蘇りし者」(2015年)←本作!
3年連続のアカデミー撮影賞を受賞しています。
3年連続はすごすぎる!
人間を拒絶しているように厳しい大自然は神々しいまでに美しいです。その中で生き抜いていくことの過酷さは想像を絶します。
しかもこのヒュー・グラスが実在の人物だというのだから、さらにすごい。この状況でも人間って生きられるんだなってしみじみ思ってしまうほどのすさまじさ、です。2時間半の長さは気になることなく、その世界観にひたりきることができます。
『生きてこそ』
監督:フランク・マーシャル
出演:イーサン・ホーク/ビンセント・スパーノ
製作:1993年/アメリカ
あらすじ:1972年、ウルグアイの学生ラグビーチームが乗った飛行機がアンデス山脈に墜落。生存者たちは助けを待ち続けるが捜索は打ち切られてしまう。雪山に取り残されてしまった生存者たちの極限の状況下でのサバイバルを描く。実話を元にした作品。
映画を観ながら、何度も自分に問いかけました。
「自分だったらどうする?自分だったらどうされたい?」
生存者たちが迫られる究極の決断は非常に重いものです。でも生きるために道は他に残されていません。もしも私なら、きっと彼らとおなじようにしたでしょう。
ショッキングな内容を含みますが、決してグロテスクなものではなく「これは尊い決断である」と感じました。
若い頃のイーサン・ホークが出演しています。美しい!
『イントゥ・ザ・ワイルド』
監督:ショーン・ペン
出演:エミール・ハーシュ
製作:2007年/アメリカ
あらすじ:裕福な家に育ち、優秀な成績で大学を卒業した青年が、すべてを捨てて放浪の旅に出る。たどり着いたアラスカの荒野でたった一人、大自然と向き合いながら暮らし始める。
なんとなく日常生活に疲れた時に、「自然の中で暮らしたい」と思うことは誰しも経験があるでしょう。私も一時期、山登りにハマってました。
しかし、この場合の「自然」って「一定程度の安全性が確保されている状況下での自然」を指していることが多いと思うんですよね。少なくとも私はそうでした。
しかし、本作の主人公は違います。
たった一人、荒々しいむき出しの自然の中で生きようとする。
食べものも飲み物もすべて自分で手に入れる生活。頼れるものは自分のみ。会話の相手も自分のみ。どこまでも自分自身と向き合う。
その生活の果てに彼が書き残した言葉が胸に染みます。
彼はいったい、何を考え、誰を思ったのか…。
\映画・ドラマを楽しむなら/
『ゾンビ』
監督:ジョージ・A・ロメロ
出演:デビッド・エムゲ/ケン・フォリー
製作:1979年/アメリカ・イタリア
あらすじ:死者が蘇り、生者に襲いかかる。襲われた者は死者となって蘇り、生者を襲いはじめる…。次々に増殖する、死者=ゾンビであふれかえってしまった世界で繰り広げられるサバイバル。
ゾンビ映画の巨匠ロメロの名作。
中学生の時にみて、大きな衝撃を受けて以来、私は大のゾンビ映画好きになりました!
現代のリアルなゾンビ映画を見慣れていると、特殊メイクやCGなど、技術的な面で物足りなさも感じるかもしれません。けれど、ゾンビ映画の基本はここにあります。
生きながら体を引き裂かれる人間のすさまじい絶叫…、目をつぶり耳をふさぎたいくらいグロテスクなのに、でも観てしまう。すっかりゾンビの魔力のとりこです(笑)
怖いのはゾンビだけじゃない。人間も怖いんです…。
「人間の欲望の際限のなさ」「人間の残酷さ」「身勝手さ」「みにくさ」をぞんぶんに見せつけられます。
『28日後』
監督:ダニー・ボイル
出演:キリアン・マーフィ/ナオミ・ハリス
製作:2002年/イギリス
あらすじ:病院で目が覚めたらロンドンは壊滅状態。感染すると凶暴化するウイルスに冒された人間たちが全力疾走で追いかけてきます♪
ゾンビはゆったり歩くものという基本の概念を大きく覆した作品で。
全力疾走で追いかけてくるゾンビの姿は当時は大きな衝撃でした。(※正確に言うとウィルスに感染して狂暴化した人間であって、死んではいないのでゾンビではない←こまかい!笑)
『ドーン・オブ・ザ・デッド』『ワールドウォーZ』で走るゾンビが描かれるのはこの作品の後のことです。
ゾンビの動きがゆっくりならば、大量に遭遇しなければ生きのびられるチャンスがありそうですが、走るゾンビは身体能力がかなり優れていないとムリかも。走り続ける体力も必要。転べはアウト。
私は走るのが超おそいので、速攻で死ぬキャラ
本作は感染から発症までの時間がひじょうに短く、サバイバル度が高いのもポイント。さっきまで仲間だった人間が、次の瞬間には襲いかかってくるという…。とにかく怖い!
また「怖いのは人間だった…。」「感染した愛する者にトドメを刺せるか?」など、ゾンビ映画の大事なテーマも盛り込まれています。
特に後半はヒューマンドラマの要素が強めです。
28週間後のロンドンを描いた続編『28週後… [Blu-ray]』もオススメです。
『デイ・アフター・トゥモロー』
監督:ローランド・エメリッヒ
出演:デニス・クウェイド/ジェイク・ギレンホール
製作:2004年/アメリカ
温暖化による異常気象で、地球規模の大災害に見舞われた人類のサバイバルを描く。
ローランド・エメリッヒらしい派手なVFX満載!異常気象で壊れていく街や、なぎ倒されていく人々の迫力のある映像が一番の見どころ。
またサバイバルだけでなく家族愛を描いた作品としても人気があります。息子を助けるために真っ白な雪原をひたすら歩いていく父の姿に胸が熱くなります。
ハラハラドキドキして、家族愛に感動して、後味のいい作品です。
主人公の息子を演じるジェイク・ギレンホールが若い!!そしてハンサム!
『ザ・ワイルド』
監督:リー・タマホリ
出演:アンソニー・ホプキンス/アレック・ボールドウィン
製作:1997年/アメリカ
あらすじ:大富豪チャールズは仲間たちと共にアラスカへ旅行にでかけたが、彼らの乗った飛行機は墜落してしまう。生き残った男はたった3名。生きて生還するために、極寒の地でサバイバルを開始する。
チャールズを演じるアンソニー・ホプキンスの存在感、本作のみどころはそれに尽きます。博学で、常に冷静沈着なチャールズは、知恵の力を駆使して苦境を乗り越えてく。
チャールズは自然と戦うだけでなく、クマとも戦います。しかも生き残った男は妻の不倫相手。ふんだりけったりのチャールズ(*`д´)b OK!
アンソニー・ホプキンス好きなら押さえておくのもいいかも^^
『THE GREY 凍える太陽』
監督:ジョー・カーナハン
出演:リーアム・ニーソン/フランク・グリロ
製作:2012年/アメリカ
あらすじ:石油採掘現場で働く男たちを乗せた飛行機がアラスカに墜落。生き残った7人の男たちは生きのびるために南に向かって歩き始める…。
アラスカの荒野の真っただなかに墜落…。
それだけでも十分辛いのですが、さらにオオカミたちが次々に襲ってきます。
日頃の仕事で鍛えられた屈強な男たちであっても、ひとたまりもありません…。一人、また一人と仲間は死んでいきます。オオカミたちがいつ襲ってくるか…その恐怖は想像するに余りあります。
でも、諦めないんです。「人間の生への執着」の凄まじさを感じます。
リーアム・ニーソンがとにかく渋くて、惚れ惚れしてしまいます
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『127時間』
監督:ダニー・ボイル(『トレイン・スポッティング』)
出演:ジェームズ・フランコ/ケイト・マーラ
製作:2010年/アメリカ・イギリス
あらすじ:実在する登山家アーロン・ラルストンの事故からの奇跡の生還劇を描いた作品。
人通りのない谷間に落下したアーロンは、巨大な岩に右腕を挟まれて身動きが取れなくなってしまう…。
助けは来ない、食べ物はない、水もない、腕が挟まれて身動き取れない。絶体絶命の状況でもアーロンは決して生きることを諦めない。
必死に生きようとする試行錯誤を繰り返す姿、生への執念、そしてアーロンが最後に下した決断は胸を打ち抜きます。いや、まさか…という。
ジェームズ・フランコがアカデミー主演男優賞にノミネート。ほとんど身動きが取れない状況でたった一人生死の危機に直面したジェームズ・フランコの演技は必見です。(その他作品賞を含む6部門にノミネート)
関連⇨【実話を元にした映画】嘘みたいな本当の話!ヒューマンドラマ、事件・犯罪を元にした作品など
『フローズン』
監督:アダム・グリーン
出演:ケビン・セガーズ/ショーン・アシュモア
製作:2010年/アメリカ
あらすじ:スキー場のリフトに乗ったまま、取り残されたしまった3人の男女。スキー場が再開されるのは1週間後…さて、どうする?というお話。
15メートルの高さから見下ろした景色の恐ろしいこと!私はやや高所恐怖症なので、手汗をびっしりとかいてしまいました。
気温はマイナス20度、食糧なし、周りに人影なし、叫んでも応答なし。
生きるためにはまず下に降りるしかないのですが、何せ高さは15メートル。飛び降りたってタダではすみませんよね…。
ぎりぎりの状況で彼らは生きのびるためにチャレンジを繰り返すのですが、容赦なく叩きつぶされていきます…。
痛々しい描写が続きますので、苦手な人は注意してくださいね。グロいです。
『ゼロ・グラビティ』
監督:アルフォンソ・キュアロン
出演:サンドラ・ブロック/ジョージ・クルーニー
製作:2013年/アメリカ
あらすじ:予想外のトラブルで宇宙空間に取り残されてしまった宇宙飛行士が、地球に生還するまでのサバイバルを描いた作品。
地球との通信手段も断たれ、音もなく真っ暗な宇宙をひとり浮遊する…。正気を保つことも難しいような、圧倒的な孤独です。
こんなの絶対に生還ムリでしょう…と観ているこちらも思わずにはいられない状況。果たしてどうやって地球に帰還するのか?ぎりぎりの綱渡りで生還を手繰り寄せていく緊迫した描写が続きます。
第86回アカデミー賞で10部門にノミネート、7部門を獲得しました。
『レヴェナント:蘇りし者』で撮影賞を受賞したエマニュエル・ルベツキは本作でも撮影賞を受賞しました。ルベツキが撮った美しい宇宙の映像は必見の価値あり。劇場公開当時、IMAXで鑑賞しましたが、見事でした。
『オデッセイ』
監督:リドリー・スコット
出演:マット・デイモン/ジェシカ・チャスティン
製作:2015年/アメリカ
あらすじ:火星に一人取り残された宇宙飛行士ワトニーの究極のサバイバルを描く。水も空気も食べ物もない…。果たして彼は地球に帰還できるのか?
絶望的な状況であるにもかかわらず、悲壮感を漂わせることなく、マーク・ワトニー飛行士は知恵を絞り、あらゆる手段を講じる。生きて地球に帰るために。
緻密な科学描写を交えながらワトニーのサバイバル劇が描かれるわけですが、科学の知識がない文系人間の私には、ワトニーのやることはまるで「マジック」のように見えてしまった。「知識は武器なのだ。」と、うならされるばかり。
状況がどれほど厳しかろうと決して諦めないその姿勢に、ただただ脱帽です。作品賞を含むアカデミー賞7部門にノミネートされました。
以上、おすすめのサバイバル映画の紹介でした♪
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