ジブリ映画の名作『千と千尋の神隠し』に登場する「油屋」のモデルになったと言われる温泉宿が四万温泉にあります。
その名は『積善館』。
積善館の歴史は元禄時代にさかのぼります。なんと赤穂浪士の討ち入りの頃!いつか、行ってみたいと思っていた念願の積善館をようやく訪れることができました。
▽積善館の予約・口コミの確認はこちら
これから数回に渡って積善館と四万温泉の旅レポを書いていきます。
四万温泉とは
四万温泉は700年代に開湯されたと伝わる歴史ある温泉地で、坂上田村麻呂や碓井貞光による開湯説があります。
初めて宿が開業したのは1563年!その後、徐々に温泉街を形成していきました。
名前の由来は「四万(よんまん)の病を癒す」との伝説によります。
東京からの四万温泉へのアクセス
出典:アクセスマップ | 【四万温泉公式】群馬県四万温泉観光ナビ
私たちはバスに長時間乗るのが苦手なので電車で行きました。
草津には行きましたが、四万温泉は初めて。 東京から1泊で行くのにちょうどいい感じです。バス停は中之条駅のすぐ近く。トイレや売店もあります。
『千と千尋の神隠し』のモデルと言われる『積善館』に宿泊!
四万温泉で宿泊するのは『積善館(せきぜんかん)』
積善館はバス停を降りて歩いてすぐの場所にあります。
▽積善館の本館は群馬県指定重要文化財です。
油屋のモデルの1つと言われています。
『積善館』はジブリの名作映画『千と千尋の神隠し』の「油屋」のモデルのひとつと言われています。
あくまでも「言われている」だけで、ジブリや積善館が正式に認めているわけではないそうです。ただ、宮崎駿監督が実際に宿泊されたことがあり、驚くほど雰囲気が似ている場所がいくつかあります。
「モデルではないか。」と言われるようになったのはテレビ番組がきっかけだそうで。積善館が勝手に言っているわけではないそうです(笑)(←宿の御主人曰く。)
ちなみに「油屋」のモデルと言われる宿はいくつかあって。
長野県別所温泉にある「臨泉楼柏屋別荘」もモデルとされる宿のひとつ。
さて、積善館ですが、
確かにめっちゃ「油屋」に似ています!
この赤い橋、まさに「油屋」ではありませんか!!俄然テンションが上がります!!
観光客を避けて建物だけで写真撮影するには?
『積善館』周辺、観光客がとーっても多いです(笑)
当然ながら、宿泊客以外の方も大勢見学に来ますので、人が入らない状況で写真撮影をするのは非常に困難です!でもせっかくだから、建物メインで写真を撮りたいですよね?
上記の写真は翌朝、朝ごはんの前に朝風呂に向かう途中、わずかな無人のスキを見計らって撮ったもの。
朝7時前なら、こんな風に無人の時間がちょっとだけ確保できます(*^-°)v オッケェー♪
山間の朝、ちょっとひんやりした空気の中にそびえ立つ『積善館』は、長い歴史に培われたどっしりとした安定感を醸し出していました。
森の中に浮かび上がるような赤い橋はまさに『千と千尋の神隠し』のごとく異世界への入り口に見えました。
この赤い橋を渡って積善館に向かいます。
▼ 川にかかる渡り廊下。今は使われていないそうです。
▼この建物は「本館」
見るからに歴史を感じます。どっしりと構えた木造の建物。
「本館」 は元禄4年に建てられた日本最古の木造湯宿建築とされています。
本館玄関と第15代目当主による看板
お客さんが増えるにしたがって増改築は重ねられてきましたが、本館玄関の梁は建築当初から使われているものだそうです。
玄関にかかっている看板の文字は明治時代の第15代積善兵衛の筆によるものだそうです。(看板自体は老朽化により新調されたもの。)
▼玄関わきの通路。
ただの通路なのですが、これがまた趣があります。石畳を歩いて向こう側に行くと、不思議な世界に繋がっていそうな…。
夜に浮かび上がる積善館
夜の闇の中に、異形の何かが潜んでいても不思議じゃない。そんな気がします。
積善館のおすすめポイント!!
県の文化財にも指定されている本館の外観も素晴らしいですが、中身もすごい!
建物の中を見学するツアーも開催されています。絶賛オススメなので、ぜひ参加してみてください。(日程については宿に詳細確認)
以上、群馬県・四万温泉 積善館の建物外観でした。次回は建物の内観についてのお話です。
積善館の宿泊予約について
積善館は以下のサイトから宿泊予約ができます。
↓ネット限定プラン、タイムセールなど、お得なプランもあります。
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