六覺燈(ろっかくてい)は大阪の黒門市場にあり、ミシュランで星1つを獲得した人気の串かつ料理店です。
関西出身なので、晩ごはんの食卓に串かつが並ぶ日もありました。馴染みの深い料理です。
けれど、六覺燈(ろっかくてい)で食べられる串かつは自宅で食べるものとはひと味もふた味も違うんですよ。ひと串ごとに「工夫」が凝らされた創作串かつです。
↓いつもより少し贅沢に↓
六覺燈(ろっかくてい)は浪速の台所「黒門市場」にある
六覺燈(ろっかくてい)は黒門市場のアーケード内にあり、全国の生産者から直送されてくる新鮮な食材を使用しています。
浪速の台所・黒門市場は食べ歩きも楽しめる観光スポット
黒門市場とは江戸後期から浪速の台所として栄えている市場で、約580メートルほどの通りに180もの店舗が並んでいます。活気あふれる市場は大阪の観光スポットとしても人気があり、平日でも2万人近いお客さんが訪れるそうです。
野菜、果物、魚介類など、新鮮な食べ物が破格の値段で売られており、食べ歩きも楽しめます。地下鉄千日前線「日本橋駅」からすぐの場所にあり、なんばグランド花月からも徒歩圏内。アクセスも便利です。
私たちが黒門市場を訪れたのは夜だったので、すでに閉店しているお店が多く閑散としていましたが、昼間の活気の名残りみたいなものは感じられました。
▼大きなカニがアーケードの天井からぶらさがる様子はいかにも大阪といった感じがしますね(笑)
★黒門市場の基本情報★
【最寄駅】地下鉄千日前線10番出口すぐ
【駐車場】近くにタイムズあり(提携店舗で買い物をした方限定で駐車場無料サービスが受けられる。詳細は店舗にて確認する)
【公式サイト】黒門市場
串かつとワインのお店 六覺燈(ろっかくてい)はミシュランで星を獲得した名店!
黒門市場のアーケード街のビル2階に六覺燈(ろっかくてい)があります。
ごく普通の雑居ビルなので、ここにミシュランの名店が?と、ちょっと不安になりましたが、大丈夫です。階段を上がってお店に入ると落ち着く空間が迎えてくれました。
▼読めないけれど、なにかの証明書?表彰状?なんとなくすごそう(笑)
年齢層は高め、カウンター席でお酒と料理を楽しむお店
名前を告げるとカウンター席に案内されました。串を揚げてくれる様子を目の前で観ることができ、臨場感があります。
店内はカウンター席とテーブル席、あわせて60席とそれほど大きくありません。訪れたのが土曜日だったせいもあり、予約客でいっぱいでした。事前に予約をしてから訪れることをおすすめします。
客層の年齢は高め。アラフォー、アラフィフのカップルが多く、幼いお子さん連れのファミリーはいませんでした。
- 食事コースはおまかせコースのみ
- 数種類のつけだれでいただく
- ワインメニューはなく、ソムリエに好みを伝えてオーダー
- 生野菜はおかわり自由で食べ放題
食事はおまかせコースのみ
メニューはなく、その日入荷した季節の食材を使った「おまかせコース」のみになります。苦手な食材やアレルギーで食べられない食材は外してくれます。
コース内容は以下の通り。一人9,000円~です。
- 生野菜(お替り自由)
- 串カツ20本
- 自家製パン
- デザート
- コーヒー
つけだれの種類が豊富
数種類のつけだれにつけていただきます。食材によってたれを変えられるんですよ。食材にあうたれはちゃんと教えてくれます。
つけだれの種類は左から、
- マスタード
- 醤油
- 辛めのソース
- 甘めのソース
- 山椒塩
- 藻塩(下記の写真には写っていませんが、後で運ばれてきました)
そしてレモン。
お皿の上の薄切りのパンの上に揚げたての串揚げを置いてくれます。余計な油はパンが吸い取ってくれる。うっかり食べてしまいそうになりました(笑)
ワインと串揚げのマリアージュ!オーダーはソムリエへ
六覺燈(ろっかくてい)ワインの品ぞろえがとても豊富です。メニューはなく、ソムリエにオーダーを伝えると好みのワインを選んでくれるというスタイル。
みなさん、おいしい串揚げと一緒にワインが進むようで、何杯もおかわりをされる方が多かったです。
▼飲めない方はソフトドリンクもあります。私はりんごジュースをオーダー。
生野菜が食べ放題
ボウルにたっぷりもられた生野菜!こちらが一人分です。
キャベツ、きゅうり、大根、えだまめ、ごぼう、じゃがいも、アイコトマトなど。
生野菜は好みのつけだれをつけていただきます。新鮮で甘味が強くておいしいです。揚げ物の合間に食べるとすっきりしていくらでも食べられそう(笑)
それではいよいよ「おまかせコース」のスタートです。
六覺燈(ろっかくてい)のおまかせコース 串20本を紹介!
▼まず1串目は「海老」です。
▼合うつけだれに串を向けて置いてくれるんですよ。お店の人のおすすめは「塩」です。
▼2串目は「牛肉」。ソースでいただきます。
▼3串目は「かいばしら」。醤油をつけていただきます。アツアツの貝のお出汁が口中にひろがります。
▼4串目は「枝豆のコロッケ」。塩でいただきます。
ころもの下にうっすらと緑が透けて見えますね。揚げたてのコロッケはほくほく。粗くつぶした豆の食感がしっかり残っています。
▼5串目は青しそと地鶏のミンチ、とんぶりのソースがたっぷりかかっています。マスタードでいただきます。
初めて食べたとんぶり。「畑のキャビア」と呼ばれる食材で、プチプチした食感です。とんぶりは秋になると赤く色づく「コキア」の実だそうです。
▼6串目は穴子とまこもだけ
まこもだけはきのこかと思いましたが、「水辺で育つイネ科の植物マコモの若い茎が肥大化したもの」だそうで、食感はたけのこに近いです。柔らかい穴子と歯ごたえのあるまこもだけ、異なる食感が同時に味わえるのがいい。
▼7串目 ぎんなんときぬさや 塩でいただきます。
▼8串目は「こなす」。辛めのソースにつけていただきます。
口の中でとろけそう。ピーナッツを砕いたもの?とあわせているのか、ピーナッツの風味がしました。美味しい。
▼9串目は「たこ」 マスタードでいただきます。柔らかい~。
▼10串目は「はもとまつたけ」 塩でいただきます。
▼11串目は「あゆ」 緑色のタレは蓼酢。苦みと酸っぱさのあるソースです。
▼12串目は「豚肩ロース」 普通のソースでいただきます。
▼13串目は「こんにゃく」。スパイシーな味付けのひき肉がこんにゃくで包まれています。醤油でいただきます。
▼14串目はとびあら海老 瀬戸内でよく獲れる海老だそうです。塩でいただきます。殻ごと食べます。
▼15串目はレンコン。ソースでいただきます。
ただのレンコンではなく、レンコンの穴にはカレーが詰められています。サクサクした食感のレンコンとスパイスの風味のカレー。意外な組み合わせですが、美味しい。
▼16串目は「とこぶし」 アワビに似た貝です。醤油でいただきます。
コリコリした食感で、美味しい!アワビだと言われたら信じちゃいそうなくらい似てます(笑)
▼17串目は「サーモン」 タルタルソースがたっぷりかかっています。
▼自家製版が登場です。クルミパンとドイツ風のパン。ガーリック風味のクリームチーズとあわせていただきます。美味しいのでおなかいっぱいなのに、食べられてしまう(笑)
▼18串目は「キスと三つ葉」 塩でいただきます。
▼19串目は「みょうがと豚肉」 辛めのソースでいただきます。
▼ラストの20串目は「しいたけ」。醤油でいただきます。しいたけはあまり好きではないのと、おなかがいっぱいで苦しいほどだったため、夫に食べてもらいました。
選べるデザート付き
20串食べておなかがいっぱいのところへ、最後にデザートとコーヒーが登場。
デザートは季節のフルーツを使用した数種類の中から選ぶことができます。
私が選んだのはこちら。桃のヨーグルトムースの上に、桃のソースがかかったもの。甘味が押さえられたあっさりとした味わいです。
▼エスプレッソ
六覺燈(ろっかくてい)の予約について
六覺燈(ろっかくてい)は人気店ですので、事前の予約をしてから訪れることをおすすめします。私は一休レストラン.comで予約をしました。
▼六覺燈(ろっかくてい)は一休レストランで予約できます。
▼大阪のその他の串かつ店を予約はこちら
▼一休レストランのクーポン情報はこちら
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六覺燈(ろっかくてい)のおまかせコース まとめ
はもとまこもだけ、三つ葉と豚肉のように複数の食材を組み合わせたり、レンコンにカレーをあわせたように味付けに工夫をしたり、と、20串食べてすべて味わいが異なるので、まったく飽きることなく最後まで楽しむことができました!
自宅で食べるシンプルで素朴な串かつも美味しいですが、ちょっと贅沢に創作串かつを食べるのもぜひおすすめ。
私は飲めませんが、ワインとのマリアージュを楽しめるお店ですので、ワイン好きにもぜひおすすめ。ソムリエがどんなワインを選んでくれるのか、ワクワクする楽しみもありますよ。
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