伊香保温泉にある温泉旅館、香雲館の宿泊レポ4回目です。
前回は伊香保温泉で8軒の宿だけで利用できる「黄金の湯(こがねのゆ)」を楽しむことができる、源泉かけ流しの大浴場「あうるの湯」を紹介しました。
今回は夕食の紹介です。
ゴージャスすぎるダイニングルームにて、ゆったり部屋食でいただける季節の会席料理です。
群馬県の伊香保にいながら英国のインテリアに囲まれての食事はなんだかシュールです。
私にとっての旅の醍醐味の1つは現実を忘れられることです。香雲館の「現実離れした感じ」はなかなか体験することができないもの。
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伊香保温泉香雲館 夕食
夕食のスタート時間はチェックイン時にいくつかの時間から選べますのでお好みの時間で。私たちは18時スタートでした。
18:00少し前に仲居さんが部屋に来て用意をしてくれます。私たちはダイニングルームで夕食をいただきましたが、和室を希望すれば和室でいただくことができます。
メニューは女将の直筆だそうです。
クセがなく流れるように美しい筆致ですね。女将さん、達筆です
飲み物メニュー
飲み物メニューの一部を紹介します。白ワイン・赤ワイン・ウィスキー・スパークリングワインなどなど。幅広いジャンルのお酒がいただけます。値段の張るものも多いです。
私は限りなく下戸なのでソフトドリンク。りんごジュースをオーダーしました。これはこれで美味しいのですが、夫と一緒にワインなど飲みたかったです苦笑
さて、いよいよ夕食スタートです。
前菜と食前酒
- うるいと浅利酢味噌
- 蛍烏賊黄味揚げ
- 新玉葱のレモンマリネ
- 帆立海老のセルフィーユ
- 花残月の伊香保路(食前酒)
うつわがどれも品があって綺麗だなぁと思いました。黒光りする漆塗りのお盆に天井のシャンデリアが写りこんでます。
食前酒の「花残月の伊香保路」は甘味を抑えた梅酒です。
新玉葱はシャキシャキした食感が楽しめるよう、大きめに切られています。レモンの酸味でさっぱりいただけます。
春らしいうるい。とても柔らかく甘みがあります。あさりは口に入れると貝の出汁がじゅわっと染み出る。うん、おいしい。
フリットみたいにサクッとした食感。添えられたタルタルもおいしい。ピンク色の花びらは百合根です。
箸洗い
- そら豆ぽたあじゅ
- ごぼうのフリット
「箸洗い」って初めてかも。口の中を清めて箸を洗う小さなお吸い物のことなのだそうです。薄いグリーンのポタージュは甘味が強め。豆独特の風味はそれほど強くなくタ食べやすいです。
ごぼうのフリットは香ばしくておいしかった!
小さな椀に出される薄味の吸い物。一汁三菜・亭主相伴のあと、八寸の前に出される。一口(ひとくち)。湯吸い物。引用:Weblio辞書より
造り
- 鮮魚盛合わせ 妻 造り醤油
お刺身の盛り合わせはまぐろ、しまあじ、たいの三種盛りです。
この日担当してくださった仲居さんが元気よくお話をされる方で、御食事を出しながら色々話してくれました。群馬県には海がないので、かつては新鮮なお刺身を出すことは難しい時代もあったそうです。現在では物流が発達したおかげで旬のお魚を楽しむことができるようになったとのこと。
本日いただいたお魚はどれも脂がのって新鮮なものばかりでした。
強肴
- 丸茄子 蕗味噌掛け 甘長唐辛子 ナッツ
こんがりと焼かれた丸茄子はあつあつでとろとろ。口に入れてハフハフしながらいただくと、じゅわっととろけるように柔らかい。
茄子の上には鶏そぼろ入り蕗味噌(ふきみそ)。カシューナッツがトッピングされています。濃いお味で茄子にぴったりあうんです!ごはんが食べたくなってしまいました。
食事のテンポがとってもよかったです。温泉旅館の会席料理はペースがゆっくりめなところが多いですが、私夫婦は食べるペースがちょっと早めなので手持無沙汰になってしまうことがあるんです。
けれど香雲館さんのベテランの仲居さんが私たちのペースを読んでくれたのかな?待たされることなく、次から次に料理が出てきました。
温の物
- 春の炊き合わせ 真鯛 蕪 若芽 木の芽
春らしい煮物です。私が料理の写真をぱちぱち撮っていたら「いしだんくん」という伊香保のゆるキャラの人形を貸してくれました。(いしだんくん…、そのまんまやん…)
旬のたけのこはとても柔らかい。真鯛からも出汁が出ていて優しい味の煮物です。
替り皿
- 上州牛西京焼 葱 ブロッコリースプラウト 山葵
メインディッシュです~。群馬県が誇るブランド牛の西京焼き!
お肉に味噌の味がしっかり染みこんでいて美味しい![
しっかりした味のメインディッシュ。もちろんシンプルにステーキも美味しいけれど、味噌に付け込まれた上州牛の表面は少し焦げて香ばしくて最高!あぶらもしっかり乗っていてジューシーさもあります。お好みでわさびと一緒にいただきます。
ごはんが食べたくなるなぁと思ったら、さすが気の利く仲居さん!ご飯を一緒に持ってきてくれました。
食事・留め碗・香の物
- 東吾妻の白飯 さくや姫 赤出汁 いろいろ
さくや姫は群馬県のブランド米だそうです。はじめて食べました。
夕食のテンポが早かったので、この時点でスタートから1時間ほど。料理は全体的に量より質といった感じ。上質の料理が並びますが、量はちょっと物足りない感じ。そこでメニューをみてとても美味しそうだった「炙り上州牛にぎり」を追加。
↓こちらが追加で頼んだ「炙り上州牛にぎり」。2,500円と料金は高め。上州牛のA4部位を使用されています。
美しすぎる赤!
薬味は3種類。右から、生姜、わさび、ゆずこしょう。お好みでどうぞ。ぴりっと辛みがアクセントになるのでゆずこしょうが好みでした。
間近で見るとこんな感じ。肉全体につやがあって見るからにおいしそう!軽く表面を炙ることで肉のうまみが最大限に引き出されるのだそうです。とろけそうに柔らかくて、甘みを感じるようなお肉です。
↓取り皿がこんなにも美しい!うつわを選んだ女将のセンスが光ります。
甘味
- 白桃ゼリー
ラストのデザートは白桃ゼリー。ぷるぷるした食感がたまらない。甘さ控えめですっきりとした味わい。
こちらも美しいうつわで、惹きつけられます。上品でありゴージャスでもある。そんなうつわは香雲館の宿コンセプトにもぴったりですね。
あたたかいほうじ茶と一緒に。
食後にはポットに入った冷たい水とカモミールティーをダイニングにセットしてくれました。
伊香保温泉香雲館の夕食まとめ
女将が選んだうつわがとても上品できれいでした。きれいなうつわに盛られた料理はビジュアル面ではもちろん、味の面でもすばらしい。
特にメインディッシュの上州牛の西京焼きはこんがり焼かれた表面は香ばしいのにジューシーで美味しかった!
シンプルなステーキが出てきても喜びますが、こんなにしっかり味のついたお肉を食べるのは機会が少ないので、こちらもまた嬉しかった!炊き立てのごはんと一緒に食べるといくらでもおかわりできそうでした。
以上、伊香保温泉香雲館の夕食を紹介でした。次は朝食編です。夕食が素晴らしかっただけに朝食への期待が高まりますが、期待に見事にこたえてくれました♪
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