日本橋七福神めぐりの道中でちょっと寄り道。
ふと出会った神社、銀杏稲荷・銀杏八幡宮を紹介します。
茶の木神社にお参りした後、小網神社に向かうため、新大橋通りを歩いていたら、通り沿いに大きな銀杏の木と銀杏八幡宮・稲荷が見えてきました。ほら、立派な銀杏でしょう?
残念ながら、銀杏は散っていましたが、見頃の時期は青空に黄色く色づいたイチョウに広がってきっと見事な光景だったことでしょうね。
せっかくなので、銀杏八幡宮にも参拝させていただきました。
場所はこのあたり、茶の木神社から歩いて数分です。
大きな通り沿いにありますので、見落とすことはないと思います。ぜひこちらも併せてご参拝ください。夏の緑の季節も、イチョウは見ごたえありそうです。
銀杏稲荷・銀杏八幡
御由緒
創建の詳細は不明。御祭神を社殿にお祀りしたのは安永4年(1775)ですが、当時境内には樹齢300~400年という大きな銀杏の木があったらしく、創建はそれ以前と思われます。
旧福井藩常盤橋松平家のお屋敷の鎮守として祀られ、松平家・その家臣たちの信仰を集めました。明治に入ってからは住民たちの願いにより、郷土の氏神様になり、住民たちから愛され続けています。
関東大震災で社殿が焼失し、大銀杏も焼けて壊死してしまいました。今あるのはその後に植えられた銀杏のようですね。
御祭神
誉田別尊(ほむたわけのみこと)
応神天皇のことですね。
御利益
武運長久・家運繁栄
銀杏八幡宮の御朱印
本殿の隣に社務所らしき建物がありましたが、無人のようで、詳細は不明。
銀杏八幡宮の所在地とアクセスとマップ
東京都中央区日本橋蛎殻町1丁目7−7
最寄駅
- 東京メトロ日比谷線「人形町駅」 徒歩6分
- 東京メトロ半蔵門線「水天宮前駅」 徒歩5分
- 都営浅草線「人形町駅」 徒歩6分
- 東京メトロ日比谷線・東西線「茅場町駅」 徒歩10分
水天宮駅から行くのが一番近いと思います。6番出口(または8番出口)から地上に出て、新大橋通り沿いを歩くと、通りに面して社号標と鳥居が見えてきます。
銀杏八幡宮の境内へ
銀杏稲荷と銀杏八幡宮、2つの名前が刻まれた社号標があります。その後ろに石造りの鳥居。軽く一礼をして境内へ。
境内に入ってすぐに、御手水があります。元は松平家の邸内に祀られていたからでしょうか。御手水に葵の紋が刻まれていますね。
こちらが銀杏八幡宮。中央区で唯一の八幡様、だそうです。散った銀杏の葉が、少しだけ屋根に積もっていました。
こちらは境内社の銀杏稲荷。
創立は本宮より前であったと考えられています。
境内から新大橋通りの方を振り返ってパチリ。立派な銀杏の木が何本も植わっています。
境内には英霊碑も。
お参りをしていたら、ちょうどお正月への準備が始まりました。年の瀬が迫ってきていることを感じながら、銀杏八幡宮を後にしました。
ここから小網神社に向かいました。