5月のある日、久しぶりに夫とふたりで神田駿河台にある山の上ホテルのカフェ、コーヒパーラーヒルトップに行ってきました。
今年の1月に神田明神にお参りに行った際に立ち寄って以来なので、4ヶ月ぶり。
前回、1月に訪れたのはカチコチに体が固まってしまうほど、日本全体が冷え込んだ寒い日でした。そのため温かいものを体の奥底から欲せずにはいられなかったのですが、この日は半袖でも大丈夫なくらい温かく、季節の流れを体で実感しました。
↓いつもより少し贅沢に↓
山の上ホテル コーヒーパーラーヒルトップ
山の上ホテルは締め切り前の作家さんが缶詰にされることで 知られるホテルです
神保町・神田の周辺には出版社が多いので、そのせいでしょうね。川端康成や三島由紀夫、池波正太郎といった大作家に愛された歴史のあるホテルです。
賑やかな大きな道路から少し脇に入り、坂道を登ったところにそのホテルはあります。大通りから1本入っただけで、ぐっと静かになるんですよね。とても落ち着いた雰囲気の場所にあります。
ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計によるアールデコ風の建物で、設立は1937年と古いのですが、古き良きもののおもむきがあるホテルです。
お客さんがいらしたのでホテルの内観写真はありませんが、軽井沢のクラシックホテルを思い出しました。
深い赤色の絨毯とソファー。天井にはきらきらと輝くシャンデリア。
設立は1937年、ホテル開業は1954年ですが古びた感じはなく、年月を重ねて重厚さを増し、時間とともに磨かれてきた「味」みたいなものがありました。
▼山の上ホテルの詳細・口コミはこちらからチェックできます。
さて、コーヒーパーラーヒルトップです。
ホテルの地下1階にあります。
地下と言っても坂に建っており、大きな窓からは光が射しこみ静かで落ち着いた空間が広がっています。たった道を1本入っただけで、こんなにも静かな場所があったのか、と驚くほど。先ほどまでににぎやかさが嘘のよう。
作家の池波正太郎さんが愛したことでも知られていて、店内に飾られている絵は池波先生が描かれたものだそうです。 客層はわりと年齢が高めで、落ち着いた方が多かったです。あ、芸術家さんかな?と思うような雰囲気の方もいらっしゃいました。
▼お店に入って、すぐに目に入るのがカラフルなケーキがずらりと並んだショーケース。
壮観ですなぁヽ(=´▽`=)ノ
目移りしまくり(笑)どれもおいしそうで、どれも食べたい。全種類食べたいくらい。
…いつも思うのです。
『マトリックス』みたいな仮想現実が早く実現しないかなぁって。体重も血糖値もなんのその。食べたいだけ食べても実際は食べてないのでダイエットに影響なし!みたいな…。まだまだ先ですよね、そんなのヾ(- -;)
ちなみに一番気になったのは『山の上マロン』(一番上の棚の左)。
…見た目がもろに栗…( ̄O ̄;)
これです。
↓
ラム酒がきいた生地のなかに、マロングラッセが入っているそうです。おいしそう~。
ショーケースの前で「どれ頼もうかな」と悩みに悩んだ末に、ほぼ決めていたのですが、席についたらまた悩み始める…σ(゚・゚*)ンート・・・
「どっちにしようか…。」
2つのメニューで頭を悩ませていたら、夫が2つとも頼んでシェアしようと言ってくれました(笑)
待っていたらいつまでも決まらなさそうだから
というわけで、おのおの違うものを頼んで、少しずつわけていただきました。
コーヒーパーラーヒルトップの名物「悪魔の食べ物」
「悪魔の食べ物」というインパクトの強いネーミングのスイーツです。
洋酒がしっかりとしみ込んだほろにがのパウンドケーキに、濃厚なチョコレートソースをたっぷりかけて、ホイップクリームが添えられた一品。
「悪魔の食べ物」…。
チョコレートには確かに人をひきつけてやまない魅力がありますね。そう、私はずーっと昔から悪魔に魅入られておりますよ。いつも悪魔の誘惑に負けます(笑)
それでいいんです。負けていいんです。負けるが勝ち。(←?)
こんな悪魔なら魂だって売り渡します。喜んでチョコレート地獄に落ちますよ。ええ、落ちてやりますとも、チョコにまみれてのたうちまわってやるψ(`∇´)ψエロイムエッサレム
なんて、ちょっと妄想(笑)
運ばれてきた瞬間からほんのりラム酒が薫りました。甘すぎないチョコレートと洋酒の味わい。美味!!
悪魔の誘惑に負けてよかった。
手作り感あふれる「特製りんごパイ アイスクリーム添え」
パイの間から顔をのぞかせる、りんごのコンポートが存在感を発揮したホットりんごパイ。
あたたかいカラメルソースとアイスクリームが溶け合います。
パイに添えて食べると温かいものと冷たいもの、甘さとほろにがさ、いくつもの異なる味と食感が混ざり合っておいしかった。
ただ、最後の方はパイ生地がカラメルソースを吸い過ぎて激あまでした…。
▼ロイヤルミルクテイーと一緒に♪
山の上ホテルでは、氷を入れた冷水から12時間かけて抽出したコーヒーがいただけます。今度来たらコーヒーをいただこうと思っていたのに、忘れていました…。
次回こそ(`0´)ノ オウ!
カフェはホテルの地下一階にありますが、ホテルが坂の上の立っているので カフェは大きな窓から外の光が差し込み、とても明るいです。
ランチメニューもとても充実していますよ^^
とても落ち着いた雰囲気なので、デートにもおすすめ。
『コーヒーパーラー・ヒルトップ』のアクセス・営業時間・所在地など店舗情報まとめ
- 【営業時間】10:30〜21:00(L.O)※予約は17:00〜(ディナーのみ)
- 【定休日】なし
【住所】〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台1丁目1
『コーヒーパーラー・ヒルトップ』の最寄駅
- JR総武線・中央線 御茶ノ水駅、徒歩5分
- 東京メトロ丸の内線 御茶ノ水駅、徒歩6分
- 東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅、徒歩6分
- 東京メトロ半蔵門線、都営新宿線・三田線 神保町駅、徒歩6分