群馬県の伊香保温泉にある香雲館の宿泊レポ、3回目です。
アラフォー夫婦2名で宿泊しました。
前回は「ここはヨーロッパか?!」と勘違いしそうなイギリス・エドワード朝リージェンシー時代の様式の洋室と京都の慈照寺銀閣に倣った和室を持つ、ゴージャスすぎる貴賓室「銀閣」を紹介しました。
和室には茶室まであって、そうするとつい「千利休」の真似をせずにはいられなくなり…苦笑
私にとって茶室のイメージは家康や秀吉など戦国武将たちが利休のたてるお茶をいただきながら密談している、というもの。戦国時代を舞台にした大河ドラマだとだいたいそんなシーンが出てくる気がします(笑)
さて、今回は香雲館の大浴場を紹介いたします!
大浴場「あうるの湯」は伊香保温泉でもわずか8軒のみが有する希少な「黄金の湯」を
楽しむことができます。もちろん源泉かけ流しです^^
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伊香保温泉では2つの湯が楽しめる
伊香保温泉では
- 「黄金の湯(こがねのゆ)」
- 「白銀の湯(しろがねのゆ)」
という2種類の湯が楽しめます。
宿によってどちらのお湯の源泉を利用しているかが異なる場合がありますのでご注意くださいね!
「黄金の湯(こがねのゆ)」は鉄分を多く含む硫酸塩泉。名前の通り茶色がかった色をしており、鉄の匂いを感じます。
「白銀の湯(しろがねのゆ)」は無色透明の単純泉でメタケイ酸を多く含んでいます。メタケイ酸は「天然の保湿成分」として高い美肌効果を持つことで知られる成分です。
「黄金の湯」と「白銀の湯」、どちらのお湯に入りたいか考えてから宿を選ぶのもいいかもしれないですね^^
大浴場「あうるの湯」
香雲館には大浴場「あうるの湯」があります。
香雲館は館内のあちこちに「フクロウ」がいることはと宿泊レポの第1回目「建物外観・内観編」で紹介しましたが、大浴場の名前の「あうる」とはOwl、フクロウのこと。
もちろん大浴場「あうるの湯」にもフクロウがいますが、あうるの湯はフクロウが「いる」だけではないんです。もっとすごいんです
何がすごいのかというと…。
↓大浴場は上から見ると男湯・女湯がフクロウの姿かたちを表している、という。
事前に知らないと気づかないと思いますが^^;
前もって知っていると、「この部分がフクロウの目、あの部分がフクロウの爪」などと確認しつつ、頭のなかでイメージできます。脱衣所に上記の図がありますのでどうぞチェックなさってから入ってくださいね!
さて、大浴場を紹介していきます!
大浴場は嬉しい源泉かけ流しです。
あうるの湯の入り口です。ここにもフクロウの像が2体いますね。
正面に見える4つの照明はフクロウのかぎづめを表しています。下足箱はフクロウがとまっている止まり木だそうです。
下足箱にはそれぞれ部屋の名前がついており、自分が宿泊している部屋名のボックスにスリッパを入れておきます。
取り違えがないので安心ですね
バスタオル・フェイスタオルもこのボックスにありますので部屋から持参の必要はありません。
右側に男湯、左側の女湯があります。
脱衣所の入り口には色とりどりのマニキュアがあり、自由に使うことができます。
女性向けの細やかな気遣いですね。修善寺にある「ねの湯対山荘」にもマニキュアのサービスがありました。ねの湯さんは女性ひとり旅におすすめのデザイナーズ旅館です。
脱衣所
↓こちらが脱衣所。バスタオルとフェイスタオルは脱衣所にも揃ってます。
脱衣所は広くはないですが、他のお客さんとバッティングすること自体が少ないので不自由には感じませんでした。
一般的な温泉宿では脱衣所に脱衣かごがあって、かごは外から見える状態で置かれている場合が多いですが、香雲館はスペースがきっちり区切られていて扉が閉まるようになっています。
丸見えにならないのはいいのですが、他のお客さんが使っていないかどうか開けてみないとわからない、という不便さがありました。開けるのも開けられるのもいやかも…。
↓洗面台は2つ。
アメニティはポーラのアロマエッセシリーズ。あとは温泉でよく見かけるかかとクリームや酒粕のパックがありました。
歯ぶらし、綿棒、シャワーキャップ、ブラシ、コットンなどがあります。
湯上りに飲める群馬のおいしい水。冷たくておいしかったです。
↓じっくり眺めたくなる成分表。
初めて入る黄金の湯、ぬるめが好きな私にはちょうどいい温度でいつまででも入っていられそうでした♪
黄金の湯(こがねのゆ)が楽しめる大浴場
ほら、見てください!綺麗な黄金の湯!
伊香保温泉のなかでも8軒のみが所有する希少なお湯です。
大浴場のドアを開けると、ふわっと鉄っぽい匂いを感じます。温泉らしい、いい香り。お湯の中にはじゃっかん浮遊物が漂っています。
湯船や床も茶色に色づいており、秘湯ではないのですが、秘湯っぽい雰囲気があります。なんだか楽しい。ここのところ無色透明で匂いのないお湯に入ることが多かったので、テンションがあがりました♪
浴室の壁は木造で、ログハウスのような木のぬくもりを感じさせてくれます。温泉の湯の色とも調和して優しい感じがしますね。
源泉かけ流しで、こんこんとお湯が注がれ続けています。年月をかけて温泉成分が沈殿していて、近づくと鉄っぽい匂いがします。こちらは「フクロウの目」にあたるらしいですよ。
湯船になみなみとした、茶色のお湯。温度は41℃ということで熱すぎず、ぬるすぎずとても入りやすい。お湯の中に漂っている温泉成分が体に良さそうなので肩や首の周りにもお湯をかけたりしてゆったり入りました。
宿泊中、何度も入りましたが、他のお客さんと一緒になったのは1回だけだったかな。脱衣所ですれ違うことはありましたが、ほぼ独占でした。全室に露天風呂がついているので人が分散されるのでしょうね。
こちらはシャワーブース。フクロウのくちばしにあたるそうです。
カランは6つくらい。
アメニティは馬油、ポーラのアロマエッセ、DHCのWAGOKOROなど。クレンジングや洗顔料もそろっています。
温泉旅館でよく見かけるアイテムも。私は下記写真真ん中のピーリングジェルが好きで、あればたいてい使います。もちろん今回も使いましたよ!
ピーリングと温泉効果で翌朝の肌の調子はばっちりです。
本館「塚越屋七兵衛」の大浴場が利用できる
香雲館は隣接する「塚越屋七兵衛」の別館になります。香雲館の宿泊客は塚越屋七兵衛の大浴場も利用することができます。反対に塚越屋七兵衛の宿泊客は香雲館のお風呂を利用することはできません。
香雲館の大浴場には露天風呂がないのですが、塚越屋七兵衛には露天風呂があります!露天に入りたい方はぜひ塚越屋七兵衛の露天風呂をお使いくださいね。
塚越屋七兵衛はこちらの通路でつながっています。
塚越屋七兵衛の大浴場「ほととぎすの湯」です。
ここから先の脱衣所と大浴場は撮影が禁止されているため、「じゃらんnet」より写真をお借りしています。
大浴場は香雲館のお風呂より広いです!湯船一杯になみなみと湛えれているのは黄金の湯。源泉かけ流しで常にお湯が湯船にそそがれ続けていました。
出典:じゃらんnet
露天風呂はヒノキ造り。写真だと湯船の底も含めてヒノキ造りとなっていますが、私が訪問した2019年4月ではヒノキは湯船の枠のみで底の部分は石造りとなっていました。
出典:じゃらんnet
有料のマッサージサービス、マッサージ機、冷たい水も利用できます。
方向音痴の私はどこの通路を通って本館に来たのかわからなくなり、部屋に戻れずに迷ってしまいました(笑)
本館こっち!と看板が出ているわけではないので、自分がどこの扉から出てきたか忘れないようにしてくださいね!
さて、次は夕食編です。ゴージャスなダイニングルームにて部屋食でいただきました。
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