伊香保温泉にある高級温泉旅館、香雲館の宿泊レポ2回目です。
アラフォー夫婦2名で宿泊しました。
前回は吹き抜けのロビーと水に浮かぶような能舞台を印象的な香雲館の建物外観と内観を紹介しました。
今回は宿泊したお部屋「銀閣」の紹介をします。すべてしつらえが異なる全10室の香雲館の中で、ひときわ存在感を発揮する貴賓室です。
とにかく広い、そしてゴージャス。写真より実物の方がすごかった、、、
いくらなんでも派手すぎない…?とちらっと思ったりもしたのだけれど、とにかく煌びやかで豪華だった!驚愕!
銀閣の広さは 110~115平米。
今まで泊まった宿の中では日光の奥の院ほてるとく川別邸アクアが100平米を越える広さで、海外のリゾート地のような雰囲気がありましたが、今回の香雲館「銀閣」はアクアより大きくラグジュアリー感満載でした。
洋室と和室の両方を備えており、そのいずれもが強烈な個性を光り輝かせているのです。温泉旅館でありながら、ヨーロッパのホテルのようでもある、という不思議なお部屋でした。
イギリスの貴族の御屋敷を舞台にした人気ドラマ「ダウントン・アビー」が大好きなので、豪華なダイニングルームを見た瞬間にテンションあがりました!
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貴賓室「銀閣」
石段街など伊香保温泉街をぐるっとひとまわりして宿に戻ってきましたら、いよいよお部屋に向かいます。公式サイトなどでお部屋の様子は事前にチェック済み。写真に写った貴賓室の様子がキラキラしていたので、実物を見るのを楽しみにしていました。
今まで泊まった温泉宿で一番ゴージャス。
すでに玄関から壮麗な感じ。短い橋を渡ってようやくお部屋の入口です。扉を開けると、そこには…。
さらに廊下があった!
扉の向こうにあった廊下はまるでヨーロッパかと思うような重厚な造り。廊下の突き当たり正面にはなにやら胸像が…。
いったい誰だろう?と近寄ってみると、台に刻まれた名前を確認することができた。その名前はフランシス・ベーコン。イギリスを代表する哲学者です。(なんでベーコンさんの像が…?)
ベーコン像の傍らには椅子が2脚。お客人をお待たせするための椅子だろうか?誰かが訪ねてくることはないのだけれど、まるで貴族の館の主人にでもなったような気分でした。(貴族ごっこがしたくなる笑)
廊下の突き当たりを右に進むと、2室あります。手前が寝室。奥がダイニングルームです。
寝室
まずは寝室を紹介しましょう。
どう見てもヨーロッパ笑
新婚旅行先のウィーンで泊まった「ケーニヒ フォン ウンガルン」を思い出して懐かしくなりました。
照明やクローゼット、カーテンなどインテリアはいずれもどっしりとした重厚さを持っており、歴史を感じさせてくれるものばかり。
日本の伊香保温泉にいることを忘れてしまいそうでした(笑)
ダイニングルーム
写真で見るより実物の方がより豪華。想像を超えた絢爛豪華たる内装に思わず笑いがこぼれてしまった。まさに貴族の御屋敷、「ダウントン・アビー」の世界です。
イギリスのコスチュームものの映画やドラマが好きなのでテンションあがりっぱなし!
以下は公式サイトからの引用です。
二つの洋室は、大英帝国全盛のヴィクトリア朝の後を継ぎ、
未だ栄光の光を放つエドワード朝
リージェンシー時代の様式を丹念に造り上げている。
照明器具、家具調度類はブルゴーニュ地方の職人が
腕を振るった見事なものだ。
国を隔て、時を隔てた空間に遊ぶ愉楽。
貴賓室の名にふさわしい贅。引用:香雲館公式サイト
エドワード朝の様式だそうです。家具や調度類はブルゴーニュ地方の職人たちに作らせたもの。エドワード朝は1901年~1910年のエドワード7世治世の頃を指します。
テーブルだけでなく椅子もどっしりとした重みのある造り。ここが日本であることを忘れてしまいそう。時と場所を越えたイギリスの調度類は異世界に迷い込んだような不思議な感覚を味あわせてくれます。
壁に飾られたタペストリー、
香雲館のシンボルである「フクロウ」の絵。
お部屋を照らす照明も美しく、ただただため息が漏れるばかり。ふう~。
ダイニングボードの中に収納されている食器類も見事。
ティカップと湯呑。洋と和が調和を保ちながら同居しています。
冷蔵庫の中身も充実しています。冷たいお水は別途ポットに入れて届けてくれます。
ダイニングルームにはコーヒーマシンのネスプレッソ完備。ポーションの種類がとにかく豊富!なんと12種類も!
細かな細工が施された家具類は見ても見ても見飽きることはありません。
カーテンの向こうには小さな坪庭。こちらは日本風。
夕食・朝食ともにダイニングルームでいただきました。
和室
ダイニングルームを抜けて先に進むと和室があります。これまでのところでかなりの広さがありますが、銀閣はもっと広い!
和室は10畳の広さ。2人で使うなら十分な大きさですが、体感としてもっと広く感じます。
この部屋を広く感じさせる理由はこちら。茶室です。
茶室のあるお部屋は初めてです。千利休ごっこがしたくなりますね!
ならないよ・・・
お部屋の名前は「銀閣」、この和室と隣接する茶室は慈照寺銀閣に倣ったものだそうです。
茶室正面の壁には銀箔がほどこされ、
床柱は金銀砂子漆塗り。深い漆黒に細かく散らされた金と銀が浮かび、優美な和の魅力を感じさせてくれます。
ベランダがあり、外に出れば小さな日本庭園。自分たちだけの庭です。
白い障子と欄間が美しいです。
お部屋内の設備もとても充実しており、ソーイングセットや絆創膏、常備薬などがあります。
浴衣と作務衣、両方がありますのでお好みのものを。
浴衣より作務衣が好きなので嬉しい。
水回り
水回りを紹介していきます!まずはトイレから。トイレは2つあります。
トイレ
寝室の近くにある洋風のトイレ。
こちらが和室の近くにあるトイレ。畳敷きです。
トイレットペーパーホルダーも漆塗りで金銀が散らされたものでした。何気にあちこちゴージャスです。
洗面所と脱衣所
洗面所と脱衣所も広くてキレイ!
アメテニティはポーラのアロマエッセシリーズ。クレンジングまでしっかり揃っているのでてぶらでOKです。
ハンドソープの入れ物が上品で好き。
シャワーキャップ、ヘアゴムもあります。
大浴場にはバスタオルが用意されているのでこちらはお部屋用。夕食後に替えのバスタオルを補充してくれました。
客室専用露天風呂
香雲館は全室に専用露天風呂と内風呂を備えています。
内風呂はヒノキ造り。ドアを開けた瞬間にヒノキの香りを感じます。大浴場と露天風呂だけで大満足でしたのでこちらは使いませんでしたが、なかなか広くていい感じです。
露天風呂には洗い場はありませんので、髪・体を洗う場合はこちらの内風呂の洗い場か大浴場を利用することになります。
内風呂のアメニティはDHC。
さて、内風呂を抜けるとその先に露天風呂があります。最初はふたが閉められているので入る時に開けてくださいね。
専用露天風呂は2人で入ってもゆったりした余裕があります。
こちらの露天風呂は温泉ではありませんが、麦飯石を通したお湯を循環させているそうです。
麦飯石は石英斑岩の一種で、豊富にミネラルを溶出し、美肌効果や温浴効果があると言われています。引用:香雲館公式サイト
露天風呂は先ほど和室のベランダから見た日本庭園に隣接しています。
夜になると灯りがともされ、しっとりした雰囲気。
大浴場と露天風呂を行ったり来たりしながら、何度もお風呂に入りましたよ!3月、4月は繁忙期で毎日仕事に追われていたのでほっとひと息。
日々のストレスは旅と温泉とおいしいもので解消!旅に行くために仕事してます。
ウェルカムスイーツとドリンク
お部屋に通されると、すぐにスタッフさんがお茶とウェルカムスイーツを持ってきてくれます。
あたたかいお茶とこんにゃく大福。群馬といえばこんにゃくの産地ですものね!
こちらのこんにゃく大福はひと月ごとに味が変わります。私たちが訪れた4月は「桃」。その他には抹茶、ブルーベリー、チョコ、ずんだ、紅いもなど、バラエティに富んだ味が楽しめます。
こんにゃくのつぶつぶした食感が独特でおいしかったです!
さらにお茶請けとしてまいたけと生姜の佃煮と梅干しが登場!この佃煮が美味しくて!ほとんど一人で食べてしまいました。
もうすぐ晩ごはんなのに…
このくらい食べたうちには入りません!
というわけで、晩ごはんはちゃんと完食しましたので!(笑)
↓鍵は2つ!フクロウのキーホルダー付です。
香雲館は雑誌などで取り上げられることも多いようで、お部屋にも数冊雑誌が置かれていました。
次回は大浴場の紹介です。伊香保温泉でも8つの宿でしか入れない「黄金(こがね)の湯」を堪能できます。隣接する系列の宿の大浴場も利用できますよ。
香雲館の予約・口コミについて
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