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【王室が舞台】イギリス・フランス・デンマークなど。コスチューム、インテリアが美しい映画!

王室を舞台にした映画

私はコスチューム・プレイが大好きで、好んでよく観ています。

もともと歴史ものや文芸作品が好きなんですよ。豪華絢爛な宮殿のインテリア、宝飾品、ドレス…観ていて飽きることがありません。特にジェーン・オースティン原作作品が好き(*´∇`*)

というわけで、今日は王室を舞台にした歴史映画をピックアップしてみました。イギリス王室がメインに作品を選んでおり、年代順に並んでいます。(一部例外あり)

王室が舞台になっていないコスチュームものについては『歴史劇・文芸作品などコスチューム・プレイが美しい映画』をお読みください^^

『ブーリン家の姉妹』

監督:ジャスティン・チャドウィック
出演:ナタリー・ポートマン/スカーレット・ヨハンソン
製作:2008年/イギリス・アメリカ

16世紀のイングランド。新興貴族のブーリン家は富と名声を手に入れるために、国王ヘンリー8世に娘アンを差し出すが、王の目に留まったのは妹のメアリーだった…。

国王の寵愛を巡るメアリーとアン、二人の姉妹の確執が描かれます。ヘンリー8世がクズすぎて、ドン引きです。アンのその後の運命もエグすぎます…。内容はヘヴィですが、姉妹を演じた二人の女優の美しさは必見の価値あり。それぞれの女優さんのイメージと裏切るようなキャスティング^^

アンは『エリザベス』の主人公でもあるエリザベス一世の母です。アンの生涯を頭に入れて「エリザベス」を鑑賞すると、より楽しめるかもしれません。

『レディ・ジェーン/愛と運命のふたり』

監督:トレヴァー・ナン
出演:ヘレナ・ボナム=カーター/ケイリー・エルウィス/
製作:1986年/イギリス

16世紀のイングランド。史上初の女王として即位したが、たった9日間だけの女王となったジェーン・グレイの生涯を描く。

ジェーンはメアリー1世により廃位され、7か月後に斬首されてしまいます。在位日数はわずか9日間…。ジェーンはまだ16歳の少女でした。

演技派女優のヘレナ・ボナム・カーターがレディ・ジェーンを演じます。

『エリザベス』

監督:シェカール・カプール
出演:ケイト・ブランシェット/ジェフリー・ラッシュ/ジョゼフ・ファインズ
製作:1998年/イギリス

イングランドの女王エリザベス一世の数奇な半生を描いた作品。

純真な少女だったエリザベスは若くしてイングランド女王として即位し、信じていた人に裏切られ、恋に破れ、国を統べる女王に変わっていく。冒頭とラストシーンではエリザベスの表情がまるで違いますエリザベスの母が『ブーリン家の姉妹』のアンです。

エリザベス一世(ケイト・ブランシェット)を演じたケイト・ブランシェットは本作でアカデミー賞にノミネートされました。この作品を観て、ケイト・ブランシェットが大好きになりました。

▽続編『エリザベス:ゴールデンエイジ』

『ヴィクトリア女王世紀の愛』

監督:ジャン=マルク・バレ
出演:エミリー・ブラント/ルパート・フレンド/ポール・ベタニー
製作:2009年/イギリス・アメリカ

18歳で女王に即位し、ヴィクトリア朝と呼ばれるイギリスの栄光の時代を築いたヴィクトリア女王の若き日々を描く。

ヴィクトリアは若くしてイギリスの女王となり、在位は63年以上(!)に及びました。まだ若く未熟なフィクトリアを支配して利用しようとする者もいましたが、ヴィクトリアはとても意志の強い女性でした。

政治的な難しさよりも、ヴィクトリアの幸せな恋愛の要素が多く含まれており、柔らかい雰囲気の作品です。ヴィクトリアと夫の愛と信頼に結ばれた関係がとても素敵です。

ちなみに現イギリス女王のエリザベス女王はヴィクトリアの玄孫にあたるそうです。

『英国王のスピーチ』

監督:トム・フーパー
出演:コリン・ファース/ジェフリー・ラッシュ
製作:2010年/イギリス・オーストラリア

きつ音に悩む内気な国王ジョージ6世と、彼のスピーチを支えた言語療法士の物語。きつ音を克服したジョージ6世は、第二次世界大戦開戦時、国民を勇気づける感動的なスピーチを行います。

ひとつひとつの言葉を大切に丁寧に発したジョージ6世のスピーチ。心のこもった言葉は国民にまっすぐに届きました。

ジョージ6世は現エリザベス女王の父にあたります。子供の頃のエリザベス女王がちょこっとだけ登場していました(*^-^)ニコ

▽ドキュメンタリーもあります。

 

『ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋』

監督:マドンナ
出演:アビー・コーニッシュ/アンドレア・ライズボロー/ジェームズ・ダーシー
製作:2011年/イギリス

英国国王エドワード8世は離婚歴のあるアメリカ人女性ウォリスと結婚するために退位した。二人のエピソードは「王冠を賭けた恋」と呼ばれている。

『英国王のスピーチ』のジョージ6世の兄にあたり、『英国王のスピーチ』ではエドワード8世をガイ・ピアースが演じていました。

ウォリスは決してピュアな女性ではなかったようですが、一人の男性に「王冠」を捨てさせる…、よほど女性としての魅力にあふれた人だったのでしょうね。マンガみたいな、本当のお話です。

『クィーン』

監督:スティーブン・フリアーズ
出演:ヘレン・ミレン/マイケル・シーン/ジェームズ・クロムウェル
製作:2006年/イギリス・フランス・イタリア

ダイアナ元皇太子妃が交通事故で急逝した直後のイギリス王室の内幕を描いた作品。

ダイアナ元妃の人気が非常に高かったせいもあり、事故当時、イギリス王室、特にエリザベス女王の対応は国民の反発を招きました。しかし、その裏側には生身の人間としての苦悩がありました。

女王の孤独、誇り高さ、強さをヘレン・ミレンが見事に表現しています。本人かと見間違うほどエリザベス女王になりきったヘレン・ミレンは本作でアカデミー主演女優賞を獲得しました。

『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の迷宮』

監督:ニコライ・アーセル
出演・マッツ・ミケルセン/アリシア・ヴィキャンデル/ミケル・ボー・フォルスゴー
製作:2012年/デンマーク

18世紀後半のデンマークを舞台に繰り広げられる、王妃と国王の侍医の禁断の愛を描く。

本作のみ、イギリスではなくデンマーク王室が舞台の作品です。

国王の侍医ストルーエンセを演じたのは『偽りなき者』のマッツ・ミケルセン。えも言われぬ色気が漂っており、これは道ならぬ恋に落ちても仕方ないかな…と気持ちはすっかり王妃になりきってしまいました(*`д´)b OK!

マッツ・ミケルセンのファンには絶対に観て欲しい。

日本ではちょっと馴染みの薄いデンマーク王室ですが、時期はマリー・アントワネットとほぼ同時期の物語です。

絢爛豪華なコスチューム・プレイが美しい映画をもっと観たい方は『【おすすめ映画】歴史劇・文芸作品などコスチューム・プレイが美しい映画。』をどうぞ。